
本文はここから
ブログネタを観たことがありますか。
主婦なので昼ドラ観る時間があり
(たしか晩婚、子供あり)、
とおっしゃるレイラさんからのお題。
最近ブログネタ詳細を読むのが楽しい。
謎のベールの向こうの
運営委員さんのプロフィルが少しずつ
分かるような分からないような感じが
好きで(笑)
そういえば昔、
『いとしのレイラ』という歌がありました。
今、
ピンクリボンキャンペーンのBGMに使われている、
あの曲です。
昔、
あの曲に擬えられたことがある、
それだけの理由で、
今も
レイラという名が好きです。
そんな理由でなんとなく
レイラさんのことが好き(笑)
さて昼ドラです。
他ならぬレイラさんからのお題ですから
喜んで。
でも、とても古い話になります、
ごめんなさい。
2003年のことですから
まるっきり一昔前。
フジテレビ系でオンエアされた
『真実一路』昼ドラという作品がありました。
主人公に共感できないとか
主人公がふてぶてしいとか
そんな評判もあったようですが、
わたしは本当に好きでした。
ストーリーではなく、ヒロインが、なのですが。
ちなみに
貿易商の娘が、妊娠中恋人と生き別れ、
世間体のために結婚、
後、家出。
水商売で愛人を養いつつ生活する。
というストーリーなのですが
原作とは違いハッポーエンドでした(笑)
ストーリーは
別に
好きでも嫌いでもないのです。
(ああ御免なさい、文学音痴なものですから(笑))
大団円のあと
ヒロインが清々しい表情で
爽やかに振る舞っていたのには
笑ってしまったのですが(笑)
そんなラストであってさえも
ヒロインは好きでした。
高岡早紀さんがヒロインを演じていたのです。
この昼ドラを今でも好きな理由としては
高岡早紀さんの
容姿、風貌、声などが好き、
ということが大きかったことは
否めないのですが。
人の顔色を窺わずに生きるヒロインが好きでした。
この役を演じている高岡早紀さんの
退廃的で妖艶な雰囲気が好きでした。
当時わたしはかなり精神的に追い詰められていて
人の顔色を見るのにもつかれ
一人で散歩をしていいると
鳴いている訳ではないのに
涙が流れているような状態でした。
ヒロインに憧れたのは
卑屈さの無い精神故、だったのかもしれません。
あれから9年。
わたしはあの頃よりは
人の顔色を気に病まなくような気がします。
現実には
オンラインで知り合った人や
スポーツジムで知り合った人が
「ごく普通に」優しかったから
ごく普通に振る舞う方法を思い出した、
ということが
大きかったのかもしれません。
家に通う猫がいた時期、
家で暮らす猫がいた時期、
そんな時間の中で
自分を取り戻していったことも
大きかったのかもしれません。
けれども
下から目線でものを言うことが当たり前、
そんな立ち位置に
本当は心底厭気がさしているらしい、
と、いうことに
気付くきっかけになったのが
あの昼ドラ、
あのヒロインだったような気がするのです。
あのヒロインは今でも好きです。
とりわけ、
ハッピーエンドに至るまでの
不貞腐れた美しい猫のようだった時期の
ヒロインが。
人生の辛い時期を
泥中の蓮のように生きることは美しい。
けれども
泥にまみれても
徒に頭を下げることをせずに生きられるなら、
それだけで
素晴らしい生き方と言えるのではないかと思うのです。
現実の生活の中で真似をすることは難しい、
理想以上でも理想以下でもないのかもしれません。
けれども
理不尽に横柄な態度、
意地悪な言葉に対して
顔を背ける、
その程度の
我の強さを見せるのは悪くない。
卑屈になりそうな時
卑屈になってしまった時
そんな風に思いなおして
自分を取り戻すことができるようになってきた、
そんな気がしています。
多分、
あのドラマを観た頃から
徐々に(笑)