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好きなおでん種はなに?
そんなことを尋ねたくなる季節になったのですね。
朝夕冷えて、夜には温かい食べ物とビール(風アルコール飲料)で
寛いで、ほっとしたい。
そんな季節になりました。

おでんを煮込むと、
部屋も気持ちもあたたまるような気がいたします。
おでんの蒟蒻や大根を頂いているとき
蒟蒻も大根もこの食べ方が一番好き…
いつもいつも、
そんなことを思います(笑)
茹で卵もそう。
おでんで頂く茹で卵は
どうしてこんなに美味しいの…
そんなことをいつも思います(笑)
ひろうす(飛竜頭)も好き。
(標準語では「がんもどき」でしょうか。)
ひろうすの語源って
ポルトガル語のフィリョース(fihos)なんて
ウソのようなホントの話なのだそうです(笑)
ちなみに。
おでんという言葉のの元の形は「田楽」。
「田楽」に「お」をつけて、おでん。
室町時代、宮中に仕える女房の間で用いられた
女房言葉の一つなのだそうです。
おでん、とおなじ「お」をつける型の変形は
・おかか←鰹節(お+かつおぶしの「か」×2)
・おかず←惣菜(お+「数」々の惣菜)
・おいしい←味が良い(お+(「いしい」=味が良い))
など。
これとは別に
「もじ」をつける型の変形として
・おくもじ←酒=お+九献の「く」+もじ
・しゃもじ←お+杓子の「しゃ」+もじ
・ほもじ←惚れるの「ほ」+もじ
など。
そして
「もの」をつける型の変形として
・あおもの←野菜
・からもの←大根
他、いろいろあった、という話です。
女房言葉、という位相語だったものが
時代が下るにつれ
他の階層に「上品な言葉」として広まったそうです。
渋谷などで使われていたという「イケメン」という言葉が
新しい感覚の言葉として
一般に浸透し、定着したことと
同じような感じある、そんな気ががいたします。
自分が知らないことを知っている階層に対する憧れって
いつの時代も女心にあるものような…
そんな気がいたします(笑)
さて。
本題のおでんだねに戻ります。
今日のおでんだねは
大根、蒟蒻、茹で卵。
そして
市販のお伝セット詰め合わせ、

でした。
どれもおいしかった…
なかでも
大根、蒟蒻 茹で卵 。
この3つは別格。
無いと寂しくなってしまうのです(笑)
ですから
好きなおでんだね、この3つを上げさせていただきます。
女房詞でいうと、からもの、おにゃく…
さて「たまご」は?
実は調べがつきませんでした(笑)
卵、女房詞ではなんというのでしょう?
ご存知の方、ぜひ、お教えくださいませ~(=^. .^=)ゞ☆
よろしくお願いいたします。

今回ブログネタに参加するに当たり
・日本人の知らない日本語
・日本人の知らない日本語
(蛇蔵&海野凪子 著 メディアファクトリー 刊)
・wikipedia 「おでん」、「女房言葉」の項目
を
参考にさせていただきました。
記してお礼申し上げます。