
本文はここから
子供の頃、
ディズニーのアイテムを持っているのは
裕福で、親が高学歴な家の子供…
そんなイメージがありました。
少なすぎるサンプルによる、
間違ったイメージだったのかもしれません。
でもそんな擦り込みのせいか
身近なディズニー支持層が苦手だったせいか
ディズニーの世界を避けて通ってきたような
気がいたします。
そのイメージを覆した作品が
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』でした。
きっかけは
ディズニー好きの友人がプレゼントしてくれた
ブランケットでした。
長い付き合いの友人ですから
わたしの好みを知悉しています。
その色調、絵柄が
渋いコースで
わたしの好みのストライクゾーンを突いたのです(笑)

将に端倪すべからざる運命は
どこにその陥穽を仕掛けているとも知れない
って
山田章博氏の言葉、でしたっけ?
正しくそんな感じでした(笑)
キャラクターグッズよりも
映画はずっと素晴らしい、言うまでもないことですが。
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
ティム・バートン原案・制作の映画です。
ストップモーション・アニメーションにより
陰影、色彩、奥行きや空気感から
幻想的な美しさが立ち上がる、
不思議な世界が作られています。
本来なら知る筈のなかった美しいものを
知ってしまったことから始まるドラマ
という点で
『シザー・ハンズ』
を彷彿させるものを感じます。
あるいはディズニーの世界自体が
わたしのような人間にとって
本来なら知る必要のなかった美しいもの、
なのかもしれません。
避けて通ろうが
目を伏せようが
「美しいもの」は厳然として存在する
ということなのでしょう(笑)
手が届かないという状況に
変化はないにせよ。
…ということに気が付きましたので
ディズニー支持に転向、
一票を投じさせていただくことにいたします。