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かいーの かいーの
失礼いたしました。
世間的には死語となったが
私的には生きている(笑)
往年の流行語、というお題です。
御記憶にとどめていらっしゃる方も少なくないかとは思います。
間寛平さんのモチネタです。
かいーの かいーの
文字通り
痒い!
という耐えがたい状況を
限りなく緩い脱力演技で表現する。
そう言うネタです。
かいーの かいーの
私事で恐縮でございますが
漢方+ステロイド離脱治療の途上にあります。
ステロイド離脱のリバウンド症状で
手足の甲と脛、脹脛が
見るも無残な状態になっています。
かいーの かいーの
当然、
夜も日も明けず痒い。
終日痒い。
夜もすがら痒い。
かいーの かいーの
痒みにもいろいろな種類があります。
耐えがたい順に列挙いたしますと
皮膚の下を高速で走りまわるタイプ、
酸で焼かれるようなタイプ、
毒虫に噛まれるようなタイプ、
蚊に刺されたようなタイプ
ピリピリと乾燥して痛みを伴うタイプ
ぶり返す蚊の痒みのようなタイプ
じわじわ虫が這うようにむずむず不快なタイプ
ということになります。
(個人の感想です)
かいーの かいーの
誇張ではありません。
そんな明け暮れの折節
ふと思い出したのが
間寛平さんのネタ
かいーの かいーの
思い出したからどう、ということは
ございません。
ただ、
思い出してしまったので、
脳裏の片隅に背後霊のように
かいーのを演じる間氏が居る。
かいーの かいーの
そうした状況が
出来しては消散する、
そういう心的現象があるわけです。
かいーの かいーの
だから何、ということもありません。
月が美しい秋の夜長、
風流めかして言葉を選べば
世間的に消滅したはずの流行語が
密やかに心に息づいている、
というところなのでしょうか(笑)
でも
つまるところ
かいーの かいーの
何を言うのやら(笑)
張り詰めて割れそう、ってところです。
でもせめて
痒みのあまり
目が冴える夜中も
かりかりいらいらぴりぴりすることは避け、
かいーの かいーの
間氏の演技のように
力を抜いていられれば…

月にそんな願いを掛ける十三夜でございます(笑)