(夢一夜・参拾肆) | feelsayo 2 

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猫を眺め 猫を被る日々。  
内心 ・・・ です。

2012.02.13 00:30am頃見た夢


雉虎猫が土のにおいを嗅ぎ、

軽く手で触れているのが見えた。

寝室の前の幅の狭い植え込みだった。


暫く後、

雉虎猫は寝室の外壁の角の、

雨樋に登ろうとして

二足で立ち上がっていた。


そしてまた、

幅の狭い植え込みに戻り

何か検めている…


と思っている間に姿が消えた。


空はどんよりと重く、

庭はうすらあかるく陰気だった。


自分は、

つまらない心持で庭を去り、

寝室の窓の前を歩いて

濡れ縁の手前に差し掛かった。


その時


ああ、雉虎猫はもう

死んでいないのだった。


と、

思い出した。


自分は項垂れて扉を開け、

台所に戻った。


台所は白々と明るかった。


自分は雉虎猫と共用していた椅子の前で

声をあげて泣いた。


というところで目が覚めた。


寝なおした後。

眼科で予約していた手術をキャンセルする、

という夢を見た。

軽い気持ちでセカンドオピニオンを窺ったところ

ま逆の診断を受け

ふと恐ろしくなったから、

というのが理由であった。

冗漫で面白くない夢だった。