変彩* ブログネタ 好きな色 | feelsayo 2 

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猫を眺め 猫を被る日々。  
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好きな色
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きれいな色、そう感じる色が多いせいか
好きな色も多く。
けれど色の見わけが難しく、名前も難しく
覚えられずにおります。

洋風の色の名前にも
和風の色の名前にも
美しい響き、美しい文字をもつものがたくさんありますね。

そのなかから一つを選ぶとしたら「変彩(カラーチェンジ)」。

この言葉を
色の名前、
と呼ぶことには
たぶん
無理があるのでしょう。

もとより、色名ではなく、
石の性質をあらわす言葉です。

石に当たる光がかわると石の色が変わる、
そういう性質をこんな言葉で呼ぶそうです。

たとえばこの指輪。

祖母の形見の指輪です。
質素な一生を送ったひとで、
形見らしい形見と言ってもこれくらい。

アーム部分の金は折れそうに細く、
嵌めこまれた石も合成のもの。

それでも、光源がかわると
緩やかながら変彩効果が現れます。

feelsayo 2 -alexandrite_verneuil_sun

太陽光下では紫、

feelsayo 2 -alexandrite_verneuil_incandescent

白熱灯下では青紫。

現在、製造されている合成アレキサンドライトは
もっと明瞭な変彩効果を有する、ということです。

古色蒼然たる趣の指輪の
この石の色、
変彩が好きです。

捉えどころのないようなところのあった
祖母のイメージを重ねているのかもしれません(笑)


付記

現在、
合成アレキサンドライトはフラックス法で生産され、
天然アレキサンドライトとの鑑別が困難、
とのことです。

この指輪は簡単に合成アレキサンドライトであることを看過されましたので
フラックス法でつくられたものではないようです。

ベルヌイ法、という方法でつくられたものかもしれません。
こちらのほうは鑑別が容易なのだそう。

余談ですが。
わたしはこの指輪を、アメジストの指輪として譲られました。
変彩効果があることに気づき、鑑定を頼んだ結果
「古いタイプの製法で製造された合成アレキサンドライト」
という結果を得たのでした。

戦後の一時期に流行った人工石
ということでした。

古いタイプの人工アレキサンドライト特有の
「朧な変彩」効果がみられるのだそう。
「現在作られているタイプの人工アレキサンドライトは
明瞭な変彩効果を示す」とのこと。

因みに。
このタイプの製法によるもの、戦後の一時気によく見られたものなのだとか。
ビンテージのアクセサリーと思って大切にしております(笑)


追記:

月も綺麗な色をしていますね。
月の光も昇るとき、中空にある時、沈む時…
さまざまに色を変えますね。

feelsayo 2 -moon120118

月の光の色も好きです。