
本文はここから
一番好きな動物は猫。
猫の、
外見、声、仕草、性格的なもの、などが好きです。
子供のころから猫が一番好き、です。
でも、大人になるまで、猫と生活する機会はありませんでした。
猫と生活するようになるまでは、むしろ
「猫のイメージが好き」だったように思います。
猫のイメージ。
外で出会う猫を見て受け取るイメージ、そして
フィクションの猫から受け取るイメージ。
たとえば『青い鳥』(モーリス・メーテルリンク)。
この作品にチレット、という猫が登場します。
自分なりの世界観を持っていて
密かに
自分の目的のために行動している孤独のような。
誰とも共有できない部分、というものを
猫から感じ取ることが多かったのかもしれません。
大人になって猫と生活するようになると、
猫のイメージは大きく変わりました。

猫は人の様子をみて(空気を読んで)行動する。
∴ 猫は社会性、協調性がある。

大人になった雌猫が、他所の家の仔猫に慕われ、
最初は迷惑そうしていたのが、次第に面倒を見るようになったりする。
∴ 猫の心には「情が移る」ような温かさがある。

初対面から数カ月を経、
つがい行動をするようになった
半分野良の、虎猫(♂)と若い黒猫(♀)を見たことがあります。
かれらはよく連れだって歩き、一緒に食事をしておりました。
近所でも、
餌の良い部分を十分に黒猫(♀)が食べた後
残りを虎猫(♂)が食べるなど
といった、彼らの行動が話題になっておりました。
数年後、
虎猫(♂)は病を得、やがて姿を消しました。
残された黒猫(♀)は、
昼夜鳴き叫びながら近所を歩き回りました。
それが3か月ほど続き、
夜だけ鳴き叫ぶことが3か月ほど続き、
妙に子供っぽい様キャラクターに変化した状態が
3か月ほど続き
そのあと徐々に落ち着いて行きました。
∴ 猫は案外情が深い場合がある。

10日振りに会った野良猫が
擦り寄って挨拶したり甘えたりしてくれる。
∴ 猫は案外義理がたい?一面がある。
など、など。
猫について、知れば知るほど
固定観念のようなイメージは崩れて
生きたイメージが生まれてきます。
その意外性もまた、猫の魅力かと思います。
でも、
今も
イメージの中の、どことなく神秘的で冷たい猫にも
やはり捨てがたい魅力を感じるのです(笑)
付記:
どすこい村の山猫山(すんも)が
猫との同居を始めたようです。
猫は時々毛繕いなどしながら、
一日の大半を寝て過ごしているようです(笑)
付記2:
2012.01.03 宵月/九日月
月齢凡そ。9.61。
月の側、明るい木星。