プーマ (夢一夜 弐拾参) 付記 アミュレット(夢一夜 弐拾弐) | feelsayo 2 

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猫を眺め 猫を被る日々。  
内心 ・・・ です。

2011.01.12 11:00pmに見た夢


薄曇りの昼前か、あるいは物音一つしない昼下がりのことだった。


自分は安普請の会館の三階にいて、

ひとり、くだらない公演かなんぞの後始末をしていた。



薄ら明るい廊下から、がらんとした和室に入り、座敷机を拭いた。

机の端からチョコレートの厚い欠片が零れ落ちた。


あ。


と思う間もなく、自分の足許を擦り抜けるようにプーマの仔が現れた。

プーマの仔は零れ落ちた欠片を舌の先で拾い、飲み込んだ。

瞬く間のことだった。


テオブロミン中毒などになれば

プーマの仔の家の人はどんなに嘆くだろう。


と思う間もなく、プーマの仔は座敷机に両手を掛け、チョコレートを探し始めた。

自分は


この厚みはウォンカチョコレートだろうか。


と思いながら、座敷机を手早く拭き、座敷机の下を覗き、

チョコレートの欠片を掻き集めた。


自分は急ぎ足でドアの方へ向かった。

プーマの仔は高さ30cm、幅10m程の座敷机を飛び越え、

自分の側に着地した。


プーマの仔は、寸止めをするような、擦り寄るような動きをしながら

自分が手に持ったチョコレートの欠片を見上げた。




…と、いうところで、猫寄セ(こと家人1)の声で目が覚めた。


「雉ちゃん」


と猫寄セは言った。


「雉はいない。もう。」


自分は応え、その言葉に悲しくなった。



付記(2011.0114 07:30am)


夢自体はくだらないことこの上ない。

ただ、プーマの仔が鮮やかに跳び寸止めをし、擦り寄る様子が

雉を思わせた。


そのタイミングで

「雉ちゃん」と呼ぶ声で目が覚めたことと


「雉はいない。もう。」

と、いう、自分の言葉に悲しくなった。



付記2

2011.01.02 にもくだらない夢を見た。

(くだらなく、且つ、とりとめもなく、纏めようもなかった)


アミュレット (夢一夜 弐拾弐)

自分は、12~13匹の野良の仔猫の中から

2~3頭を選び自宅に連れ帰った。

仔猫の塒や食器、遊ぶ場所などを確保すべく

慌ただしく動きながら、


この仔たちが死んだときのためにアミュレットを用意しておかなければならない。

雉の時は「いろくず」の紅水晶と緑色砂金水晶、「MONO」の虎目石を共に埋めた。

この仔等も雉のときと同じようにしてやりたい。

が。今はもう作ることが難しい。

まず、材料が揃わない。

縦しんば材料を集められても、集中力がもつだろうか。

「鍵」ならまだ作れそうな気がする。材料さえあれば。


などと考え、気を揉んだ。