虎 (夢一夜 弐拾壱) | feelsayo 2 

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猫を眺め 猫を被る日々。  
内心 ・・・ です。

2010年12月28日 10:53pmに見た夢


どうやって過ごしていたのかよくわからない。

取りとめのない話のような時間の経過の中、

派遣の仕事で古い校舎の清掃をしたり

家政婦のような仕事をしたりしたことだけは記憶に残っている。


その記憶も朧で、本当のことかどうかわからない。



ある日、雉虎猫と勝手口にいた。


雉虎猫は通りに出、車にはねられた。

雉虎猫は前肢にひどいけがを負ってしまった。

自分は絶望的な気持ちで、これは取り返しのつくことだろうかと思った。


空はやや曇り、日差しは強くなく、通りは埃っぽかった。

静かなような、遠くの喧騒が響いているような、不穏な空気だった。



それからどうなったのだか記憶がない。



自分は河原にいて、雉虎猫を抱き、呆然と立っている。

雉虎猫の前肢のリハビリをしなけれならないと思っている。

どうやっていいものかまるで分らない。


空は薄曇りで、風は凪いでいる。


遠巻きに人が、列をなして眺めている。

土手の上に居並び、てんでに喋りながら、覗きこむようにして自分たちを見ている。


ふと、雉虎猫を見ると、

雉虎猫は虎の子供に変わってしまっていた。


少し、驚き、絶望的な気分になった。


・・・と、

いうところで目が覚めた。

荒唐無稽な夢だったが、大変嫌な気分になった。

直ぐに寝なおしたが、

ひどい寒気がして、なかなか寝付かれなかった。