雨と猫とエコ (雉虎猫・66) | feelsayo  昭和的外猫日記

feelsayo  昭和的外猫日記

  猫を眺め 猫を被る日々。
  内心 ・・・ です。

10月23日


午前2時半

簡易温室を覗くと雉虎猫の姿がない。

濡れ縁にもない。


猫被リ(ことsayo)が訝りながら勝手口の扉を開けると

雉虎猫はそこに立っていた。

ずっと起きていたらしい、はっきりした表情をしていた。


雉虎猫はそれまで静かだったのが

猫被リと目が合うとはっきりとした鳴き方で空腹を主張し始めた。

朝食が供された。


カンパチ(レンジで加熱したもの)3切れ(30g弱)

ボイルホタテ(オーブントースターで焼いたもの)小3個


雉虎猫は黙って、


kiji081023a1


脇目も振らず食した。速かった。

食し終わった雉虎猫は


kiji081023a2


丁寧に猫皿を舐めた。

そして猫被りの膝に乗り、寛いだ。

猫被リは5分細草していて、タイマーが鳴ったのをきっかけに

台所に戻った。



4時前

勝手口の扉を開けると雉虎猫が坐っていた。


昨夜の雨は上がり、地面は乾きはじめていた。

湿った風が吹き、台風の前のような空気が満ちていた。

雲間から見え隠れする月は


moon_m081023


雲の加減か奇妙な色に染まった。


雉虎猫も何かを感じているのか

落ち着かない様子で辺りを伺っていた。


kiji081023b


雉虎猫は猫被りの膝に上がった。


10分程経って膝から下ろされたとき、

雉虎猫はすかさず開いた扉から台所に駆け込んだ。

しかし即座に捕獲され、濡れ縁の上の箱に戻された。

雉虎猫は


kiji081023c


恨めしそうな顔で振り返ったが、

猫被リがマフラー(元、縫ぐるみ用)を投げると

戯れかかって遊び始めた。



4時45分

勝手口の扉を開けると雉虎猫が坐って、

落ち着いた顔で猫被リを見、空腹を訴えて、鳴いた。

猫被リが

ヨーグルトを少量溶かした水を供すると

雉虎猫は

熱心に舐めはじめた。

やがて

猫寄セ(こと家人1)が

トーストを手に勝手口に出、雉虎猫と遊び始めた。



5時5分

猫被リは猫飯を雉虎猫に供した。


猫飯(ティースプーン軽く一杯+鰹節)


猫被リが淡々と空腹を満たしている間に

猫寄セはこっそりと出掛けて行った、少し寂しそうだった。

雉虎猫は食後、

生垣のところで虫かなにかを追いかけはじめた。



6時

雉虎猫は

濡れ縁の段ボール箱の中で眠っていた。

空は曇り、薄暗かった。

雨よりも霧に近いような雨滴が舞っていた。


7時

雉虎猫は濡れ縁の段ボール箱で眠っていた。


kiji081023d


人の気配や物音で目を覚まし、寝返りを打ち、また、眠った。

雲間から朝日が射し、少しの間、天気雨になった。



8時半

雉虎猫は目を覚ました。

ぼんやりと箱の中で坐っていると

猫被リが雉虎猫の頭を撫で出掛けて行った。
雉虎猫は大きな欠伸をした。


猫被リはその時、

台所の扉を閉め忘れて出かけた。

雉虎猫はそこから

台所に潜入した、らしい。


雉虎猫は掃き出し窓のところまで行き

そこできちんと猫の正坐の体勢を取り、

外を眺めていた、らしい。


竜胆(こと家人3)は、濡れ縁の前を通った時

台所の掃き出し窓越しに、澄まして坐っている雉虎猫と目があった、

ということだった。


掃き出し窓を挟んでの竜胆と雉虎猫位置が、普段とは逆になっていた。


もし、雉虎猫が意図してやったことであれば

さぞ溜飲が下がったことだろう、

猫被リは思った。


雉虎猫は台所から退去させられた。

その後、

雉虎猫は濡れ縁、勝手口の辺りでいた、と云うことだった(竜胆・談)。



10時半

猫被リが一旦帰宅し時

雉虎猫は濡れ縁の上の段ボール箱で

何事もなかったように寛いでいた。


雨が降り始めた。



11時

猫被リが帰宅した時

雉虎猫は

猫穴(勝手口横の物置の下の空間)から、鳴き声を発した。

空腹を訴えているような気がしたが

昼食にはまだ早かった。



11時20分

雉虎猫は再び台所に侵入し、

竜胆に威嚇されて退去した。



11時半

雉虎猫は空腹を訴えて鳴き

竜胆空の差し入れを受けた。


サツマイモ(薩摩芋)約10g


雉虎猫はあっという間に食した。

そして追加を求めて鳴いたが空しかった。


11時45分

雨は小ぶりになっていたが、空は重く、空気は湿っていた。 

猫被リがドライフードを持って勝手口から出てきた。

雉虎猫は猫皿を取りに外の流しに行く猫被リを伴走した。

勝手口から濡れ縁の横を通って流しの向こうまで走り抜け

そこから駆け戻って門扉の下を潜り

勝手口の階段を駆け上がって沓脱の前に立ち


にゃぁぉぉぉー にゃぁぁぁー


と大きな声で鳴いた。

昼食が供された。


幼猫用ドライフード 約25g


雉虎猫は10分ほどで完食し、濡れ縁の上で12時過ぎまで寛いでいた。



12時半

雉虎猫は

kiji081023e


簡易温室の段ボール箱で眠っていた。

雨がパラパラと降り、湿った風が吹く、陰気な天気だった。



2時45分

雉虎猫は目を覚まし、簡易温室を出て、鳴いた。
雨はほぼ上がっていたが空気も地面も湿っていた。

雉虎猫はやる気なさそうだった。

膝でだらけたり、濡れ縁でだらけたりで

猫被リがひもを振ってもほとんど反応しなかった。


雉虎猫が2時45分から3時35分までの間にやったことと云えば、


kiji081023f2


水溜まりの水を飲んだり

バケツの水を飲んだり

猫皿の水を飲んだり。

濡れ縁の脚で爪を研いだり

濡れ縁のテーブル面で爪を研いだり

キャラ(伽羅)の木で爪を研いだり。

…その程度だった。


3時35分から4時15分まで

雉虎猫は何処かへ出かけ、そしてまた戻ってきて

勝手口周辺でだらけていた。



猫の祖先は、雨の日には狩に出ずにじっとしていた。

そうして体力の消耗を抑えていた。

子孫たる猫も、雨の日にはじっとしているものだ。


という、猫的セオリーその侭の行動に見えた。


体力の消耗を抑えたせいか、

普段程の食欲も湧かないようだった。

蓋し

エコなネコライフと云うところだろうか?


5時10分前

雉虎猫は空腹を訴えて鳴いた。

竜胆が雉虎猫に差し入れをした。

サツマイモ(薩摩芋)10g


雉虎猫は完食し、

空腹を訴えつつ、20分ほど外出しつつ、

総じてだらだらとめりはり無く過ごした。


5時半

雉虎猫は空腹を訴えて鳴いた。

夕食が供された。


猫飯(白米ティースプーン2杯+鰹節)

鮭(ホットプレートで焼いたもの)少々


雉虎猫は速やかに食し、食後、

門扉の前あたりで狩に勤しんだ。


恰も

猫は薄明薄暮の動物である、

というセオリーにのっとった行動のように見える、と

猫被リは思った。



6時過ぎまでは

雉虎猫は勝手口付近にいた。



6時半

雉虎猫はどこかに出かけてしまっていた。

夕方からのお出掛けは久し振りのような気がする、と

猫被リは思った。



6時50分

雉虎猫は早々と帰宅し、居間の沓脱石の上で鳴いた。

外出ではなく庭のどこかにいて鳴りを潜めていただけかもしれない、と、

猫被リは思った。

雉虎猫は居間の上で猫被リの顔を見て鳴いた。

猫被リが掃き出し窓から手を伸ばすと

雉虎猫は手に額や頬を擦り付けた。

猫被リが窓を閉めると、雉虎猫は不服そうだったが

直ぐに諦めたか

庭の方を向いて静かに坐りなおした。



7時30分

雉虎猫は簡易温室の段ボール箱で

静かに眠っていた。



「エコってネコにもやさしいんですね」


そんなセリフを猫が言うCMがあった。


雨の降る日、

ネコもエコにやさしいのかもしれない。