フラワーオブライフを平面で描画すると、
とにかく、
各点 (中心点、接点)と線との関わりを
かなりシビアにしないと、
美しい図形が描けません。
それは、各点と線が
それぞれが『そこにいる』と言う信頼をもとに
その図形が成立するからだと
私は感じています。
そこにある点は、
必ずそこにある。
そして、
この線は、
必ずあるその点に向かって
まっすぐに伸び、
点と交わる。
その揺るぎない信頼の表現、
その信頼の形が
平面図形である。
つまり。
平面図形による描画は、
その図形の点と線のお互いの完全な信頼を表現した形
と言うことができると思います。
そのため、
Illustratorで、
できる限りアップにして、
描画の位置調整して
コンマドットの差もないように
描画を重ねて
初めて
美しいフラワーオブライフが描ける。
と言うのが、
私自身の感想です。
ところが。
立体のフラワーオブライフを制作していくと、
平面とは違って物体なので、
もちろん、
銅線の太さがありますし、
各点出会ったところは
線の集約点でもあり、
かなりの厚みが出てきます。
もちろん、
ぴったり合わせる
と言うことは非現実的なことになり、
これを組み上げるには、
もっと違う観点が必要なんだと感じました。
例えば。
この写真にあるように
通常のフラワーオブライフの一つの円にある中心点を
立体で作るとこんな風になります。
中央に見える箇所には、
周囲からのつながりである円環によって
水平方向に、△と▽の形が中央に作られます。
また、
垂直方向には、中心一点から円環が2本セットで3方向へ伸びています。
平面では1本で描かれているものも、
立体では、何本もの線がつながり、
お互いに重なって、その線を構成し、
それら全体で、
一つのユニットを作っているのがよくわかります。
また、
一つの形が生まれると、
その反対側には同じ形の逆の形が自然と形成されます。
例えば、この写真にあるように
△の形の下に、▽の形が必ず現れます。
いつも表と裏が1セット。
そして、どちらが表に来ても、
全体では同じように見えます。
そして面白いことに、
各線の集合点は、
必ず隙間があります。
そこには、
他の円環とのつながりを生むための
ゆとり
スペース
が自然とできるように感じました。
実際に組み上げていくと、
このスペースがないと、
立体のフラワーオブライフを組み上げることができないことに気づきます。
はじめ、
私は、平面と同じように考えていたので、
立体に組み上げていく時、
この隙間を作らないように気をつけて、
がっちり組み上げていました。
そうしたら。
上段を組み上げる時に
途中で、新しい円環をつなぐスペースがなくて
行き詰ってしまいました。
私は、
上段に上がる時に
ようやくこれまで無駄だと思っていたものが
どれだけ重要だったかと言うことを知ることになりました。
自然に生まれる
『スペース』
『ゆとり』
の意味を知り、
その大切さを理解するプロセスになりました。
そこで。
この気づきを元に、
自分が詰めてしまった隙間を
もう一度作るよう
締めた銅線を緩めて、
外して、
隙間を作り、
円環をつなぎ、
全体を組み上げる。
それを繰り返すうちに、
繋いでいくには、
どのくらいのスペースが必要なのか、
また、
どのように
詰めるところは詰めて
開けておくところは開けておくのか。
についても作りながら
学ぶことができました。
平面は平面の素晴らしさがあり、
立体は立体の素晴らしさがある。
フラワーオブライフの制作は、
本当に学びが多くて素晴らしいです。







