こんにちは、はなです。

それでは、前回の続きで、なぜ本来の姿勢を取るだけで、
代償を生むことなく、本来の身体を取り戻し、代謝を上げていくのか、
についてお話ししたいと思います。

本来の姿勢とは、どのような筋肉が使われているのか、
が分かると、理解して頂きやすいと思います。


本来の姿勢になる=身体を支える筋肉が健全に機能している


身体を支える働きをしている筋肉は、「静止筋」と呼ばれる筋肉です。
この筋肉は、運動する時に使う筋肉とは働きが異なり、
座ったり、姿勢を保つために使われたり、
内臓を支え、特定の位置で固定したり、
肺などでは呼吸を補助したりする働きを担っています。

つまり、静止筋は身体の恒常性をサポートするために働いている筋肉、
であり、あらゆる活動を支える筋肉でもあります。


これまで、身体を鍛える=運動筋、という考え方でしたが、
現在の最新のスポーツ医学では、この静止筋をどのように鍛え、
運動筋を最高の状態で使えるようにするかがテーマになっている、
という話を聞きました。
*筑波大で研究され、オリンピックの強化合宿などのプログラムに
メニューとして取り入れられているそうです。

要するに、
身体を本当にしっかりと必要に応じて最高の状態で動かすためには、
それを支える土台となる筋肉がしっかり働かなければうまくいかない、
ということです。

静止筋が適切に働いてくれるおかげで、
私たちは、様々な姿勢を維持することが出来、
内臓が身体から落ちることなく、現在の位置で収め、
日々の生活を過ごすことを可能にしてくれています。

立つにも、座るにも、首を支えるにも、
内臓を腹に収めるにも、
すべて静止筋の働きによって、それが成されています。

本来の姿勢を取るには、それに使われる筋肉(静止筋)が、
しっかり働かなければその姿勢を取ることが出来ない、
とも言えます。


先ほどもお話しした通り、姿勢を支えるのは筋肉の働きです。
つまり、使わなければ衰え、弱くなります。
逆に、適切に使い、鍛えれば強くなります。

なので、静止筋を鍛えることは、本来の姿勢となる方法であり、
結果、本来の身体(四肢)へと変わることが出来ます。

静止筋が鍛えられると、身体の恒常性が高まり、
身体の内臓の活動も安定してきます。

その例をみてみましょう。

前回お話しした、丹田(下腹部)に気持ちを置く、という
非常に静かなエクササイズを通して全身の静止筋が鍛えられる様子は
このような感じです。


・丹田(下腹部)に気持ちを置く

骨盤底筋や腹直筋、腹横筋など腰回りの筋肉に自然と力が入ります。

腰回りが安定します。

背骨のラインが整い、胸が開きます。

胸が開くと、空気がしっかりと入るようになり、
通常の呼吸でも、これまでより肋間の動きが大きくできるようになります。

肋間にある小さな筋肉や肋骨の奥にある筋肉がしっかり動くようになります。

これまで、あまり使われなかった胸筋が自然に胸が開いた呼吸によって、
しっかりと動くようになり、筋肉の運動量が増えます。

呼吸による筋肉の自然な運動により、
徐々にたくさんの筋肉が鍛えられると同時に代謝が上がります。

これが持続することで、胸回りの呼吸をサポートする筋肉は
さらに鍛えられ、安定して呼吸ができるようになります。

胸回りの筋肉がスムーズに動くことで、
腕まわりや胸腺のあたりにあるリンパの動きがよくなり、
さらに呼吸が安定することで身体の循環がよくなり、
老廃物の排泄がスムーズになります。

身体全体の機能が安定します。

さらに、下腹部のまわりの筋肉にも自然に力が入り、
内臓を支える筋肉が徐々に鍛えられ、
安定して内臓を本来の位置に収めることができるようになり、
お腹まわり、腰回りが痩せてきます。

また同時に、腰が安定し、胸が開くことで、
歩く姿勢が変わり、足の動きが自然にスムーズなるため、
代償が生まれない本来の歩き方が可能になります。

これらの相乗効果で、
結果、腰回りが痩せて、足が細くなります。


この例をみて頂いても分かる通り、

ひとつ変えるだけで、
これだけ大きく変わる一歩になる。

それが、身体の持つバランスの素晴しいところです。


でも、姿勢って、
いつでも自由に変えられる(と思っている)ので、
それが筋肉の働きだ!ということは、
あまり意識されません。
このようにして、その働きに意識を向けてみると、
そうだ、確かに筋肉なんだとはっきりと分かってきて、
これまでと見方が変わってきませんか?

また、静止筋は最近よく聞かれる
「インナーマッスル」も含まれています。

身体の恒常性や健康に必須の静止筋ですが、
もし、このお話をみて興味を持たれた方がいらしたら、
ぜひ一度、ご自身のこれらの筋肉に意識を置いて、
あなたの身体を支えてくれているそのパワーにも
意識を向けてみて頂けると何かが変わる☆
かもしれません!
よろしければお試し下さいね。

次は、
自分の筋肉の使い方の「癖」を探る、
をテーマにお話ししてみたいと思います。

これが分かると、なぜかここを怪我しやすいとか、
自分の身体のウィークポイントなんかも理解しやすいと思います。

どうぞお楽しみに!