音楽に救われる。
そんな人をよく見たり、聞いたりした。
かくいう、僕もそんな人の内のひとりである。
時には「頑張れ」「君なら出来る」といった肯定的・前向きな曲に励まされたり、
またある時には「辛い」「助けて」といった否定的・後ろ向きな曲で一緒に泣いたりもする。
しかし、どっちも胸に響かない時だってある。
前者には軽々しく前向きな言葉を使うなと思い、後者には何でもかんでも後ろ向きになるなと思う。
そういうややこしい症状をかかえ、気分は晴れないまま、得体の知れない不安を抱きながら日々を過ごすことがある。
そんな時期に、このCDに出会った。
それは、渋谷の某遊べる本屋さんのかなり奥、あまり目立たない場所にちょこんと置いてあった。
CDのポップに推薦文を書いていたのは、ピースの又吉さん。
彼が推薦している、という部分に惹かれたというミーハーな自分はさておき、あの時、購入を決めたのは間違いではなかったと思う。
アーティストは世田谷ピンポンズ。アルバム名は「紅い花」。

収録曲は以下。
そんな時期に、このCDに出会った。
それは、渋谷の某遊べる本屋さんのかなり奥、あまり目立たない場所にちょこんと置いてあった。
CDのポップに推薦文を書いていたのは、ピースの又吉さん。
彼が推薦している、という部分に惹かれたというミーハーな自分はさておき、あの時、購入を決めたのは間違いではなかったと思う。
アーティストは世田谷ピンポンズ。アルバム名は「紅い花」。

収録曲は以下。
1.庭
2.紅い花
3.喫茶ボンボン
4.雨乞いの歌
5.鴨川慕情
6.じゃっくすの夢
7.どれみの街
8.デート
9.ターミナル駅
10.わが町
後から知ったことだが、世田谷ピンポンズはソロユニットである。Corneliusと同じシステムだ。
紙ジャケットで、このまま縦に開くという珍しい形式。
再生すると、フォークギターの音色と、気怠げな男性の声が聴こえてきた。たまにハーモニカも入る。
それだけ。全曲、それだけ。
デジタル化が激しい現代に逆行する、フォークギターの弾き語り。
それが僕には新鮮だった。
音数が少ない分、自ずと耳は言葉を拾う。
その言葉は、明るく前向きなものではない。
また、絶望を吐いて捨てるようなものでもなかった。
後ろ向きではあるが、微かな希望を歌っている。
例えて言うのなら、隣で一緒に愚痴を吐いてくれる友人のような、そんな音楽。
後ろで鳴っているギターの音が、もの悲しくもあり、優しくもある。
聴いていて、ふと涙がこぼれ落ちそうになった。
再生が終わりCDを取り出す際、気がつくと、心のもやは晴れかけていた。
僕はまた、音楽に救われたのであった。
P.S.
前回よりだいぶ間が空きましたが、これも続けていかないとね。
次にこのCDを聴くのなら、場所は喫茶店がいいな。カフェではなく、喫茶店。
今にも潰れそうな景観の喫茶店で、苦い珈琲を飲みながら、夕暮れを眺めていたい。
2.紅い花
3.喫茶ボンボン
4.雨乞いの歌
5.鴨川慕情
6.じゃっくすの夢
7.どれみの街
8.デート
9.ターミナル駅
10.わが町
後から知ったことだが、世田谷ピンポンズはソロユニットである。Corneliusと同じシステムだ。
紙ジャケットで、このまま縦に開くという珍しい形式。
再生すると、フォークギターの音色と、気怠げな男性の声が聴こえてきた。たまにハーモニカも入る。
それだけ。全曲、それだけ。
デジタル化が激しい現代に逆行する、フォークギターの弾き語り。
それが僕には新鮮だった。
音数が少ない分、自ずと耳は言葉を拾う。
その言葉は、明るく前向きなものではない。
また、絶望を吐いて捨てるようなものでもなかった。
後ろ向きではあるが、微かな希望を歌っている。
例えて言うのなら、隣で一緒に愚痴を吐いてくれる友人のような、そんな音楽。
後ろで鳴っているギターの音が、もの悲しくもあり、優しくもある。
聴いていて、ふと涙がこぼれ落ちそうになった。
再生が終わりCDを取り出す際、気がつくと、心のもやは晴れかけていた。
僕はまた、音楽に救われたのであった。
P.S.
前回よりだいぶ間が空きましたが、これも続けていかないとね。
次にこのCDを聴くのなら、場所は喫茶店がいいな。カフェではなく、喫茶店。
今にも潰れそうな景観の喫茶店で、苦い珈琲を飲みながら、夕暮れを眺めていたい。
