前回までの話は
「相当憑いてました」
えっ????
理解が追い付く前に先生が話す。
先生:霊っていうのはそこら中にいて、
普段は跳ね返しています。
だけど強く落ち込んだりすると
隙をついて入り込んできます。
私:霊に憑りつかれてたんですか!?
ただただ驚いた。
そんなオカルト話が
まさか自分の身に起こるなんて思わなかったから。
だけどあの時お腹に感じたヘビのような生物が
ぐるぐると泳ぎ回る痛みは、
絶対に気のせいではない。
そしてその不思議な感覚を再び体験する。
それが3回目の霊障。
つい数か月前今年の3月の事。
3月におばあちゃんが老衰で亡くなった。
もうだいぶ前から覚悟はしていて
亡くなる1か月前に親戚で集まり
おばあちゃんと最後に写真屋さんで写真も撮れた。
亡くなった時は日曜日で
親戚中に看取られながら幸せに旅立った。
その日の夜は中々寝付けなかった。
覚悟はしていたし
亡くなって寂しいというよりも
母や最期まで面倒をみていた7個下の妹が心配だった。
私:おばあちゃんは全然動かなくなった肉体を脱ぎ捨てて
今頃きっとすいすい身軽に仕事でもしてるんだろうな~
そんな妄想をしている時に
あの感覚がふたたびやってきた。
私:いてててて・・・・
急にお腹が痛くなった。
私:なんだこの痛みは…?
腹痛メニューから
なんの痛みか推測する。
「また憑りついてる!!!」
お腹の中をヘビのような生物が大漁に
ぐるんぐるん泳ぎ回っている独特な痛み。
私:おばあちゃん私のお腹に住み着いちゃったよ。
多分おばあちゃんだろうと思って
なんも怖くなかった。
2日後にはお通夜があり、
神奈川のお寺へ。
お通夜の読経が始まると
いててててて…
お腹の中が騒がしい。
だいぶ激しくてうずくまるくらい。
お通夜とお葬式の最中は
ずっとお腹が痛かった。
もうそれが普通になってて
なんも思わなくなっていたら
不思議な事に
火葬が終わった頃に
お腹がすっぽり軽くなっていた。
あの腹痛はそれ以来感じていない。
そんな過去の心霊体験。
でも前日の除霊中に感じたのは
それとは違う感覚だった。