2013秋 北岩手の食と工芸を巡る旅 (盛岡編) | FEEL J の 旅ブログ

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日本各地の豊かな食と工芸を訪ねて

FEEL Jの初ブログは初旅のご報告から。


FEEL Jは、2013年夏にスタートした「日本の食文化と伝統工芸を楽しむ会」です。

先人たちから引き継いだ日本の文化をもっと知りたい、もっと楽しみたい。そんな気持ちから始まりました。



今回の旅の行程はこんな感じ。

10月18日(金) 盛岡市内を散策。盛岡の洗練された民藝、やさしいてしごと、地元のおいしい食事を堪能。

10月19日(土) 盛岡から北へ。二戸市を訪ねました。漆、酒蔵、郷土料理。夕方からは北三陸の野田村へ。

10月20日(日) 野田村を散策。海の幸、山の幸に恵まれた豊かな土地。美しい自然のなかで作陶される陶芸家のアトリエも。



では、初日から。

盛岡散策は、盛岡城跡公園からスタート。


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とてもいいお天気。真っ青な青空にすこーし色づいてきた木々の葉が美しく映えていました。

平年ならば10月後半にはもう少し紅葉が進んでいるのですが、今年は暖かい日が多く、秋が遅いようです。でもおかげでお散歩日和。


盛岡城跡公園を抜けて、桜山神社でお参りした後はランチタイム。


参加者のSさんの強い希望で盛岡のソウルフード、白龍(パイロン)のじゃじゃ麺に挑戦!


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12時少し前でしたが、すでに行列が。


細長い店内はカウンターとテーブル3つ程度の決して広いとは言えない空間。

有名店ですが、平日のお昼時だったせいか、私たちのような観光客は少数派。

それでもお店のお母さんが、親切に食べ方を教えてくれました。


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食べるときはよく混ぜて・・・

ショウガ、ネギ、ニンニクが効いて、うん、おいしい!

確かに臭いそうですけどね~。


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食べ終わったら卵を割って、麺の茹で汁入れてもらって、チータンタン(卵スープ)に。

しめて450円!


ちなみに、女子で最初からじゃじゃ麺を気に入る人は少ないそうで、お店のお母さんにも「3回来たら好きになるから」と言われたんですが、私たちは???という感じで。

はい、最初からかなりおいしくいただきました!



そんなわけで、もしかしたらちょっと臭う人たちだったかもしれませんが(汗)、そのまま再び盛岡市内散策へ。旧岩手銀行 中の橋支店から紺屋町エリアへ向かいます。

紺屋町のあたりは、歴史のある建物、工芸品の店、雰囲気のいいお店が集まる散策にはお勧めのスポットです。


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洗練された南部鉄器の「釜定」



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約200年続く日用雑貨のお店「ござ九」



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国内で唯一の南部しぼりの店「草紫堂」


こちらでは大変丁寧に説明をしていただきました。

草紫堂さんでは、万葉の時代からあった草木染の「紫根染」と「茜染」を今に伝えています。


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「南部紫根染」は鎌倉時代に岩手に伝わったと言われています。

明治のころ、海外から多くの繊維が入ってきて一旦は途絶えたこの染めですが、大正時代に県が中心となって復興されました。その時に関わったのが「草紫堂」の先々代。

先々代はもともと画家を目指していたそうで、「草紫堂」の店内には見事な作品が額装で飾られていました。


古来の染柄は枡形が縦に連なる「大枡」「小枡」と、水が流れるような「立涌」だけでしたが、先々代、先代が次々と新しいデザインを生み出し、今では800種ほどのデザインがあるそうです。


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立涌(左)と大枡(中央奥)の暖簾



店内では製造工程のビデオを見せていただきました。

絞り染めというのは、まさに手仕事の代名詞のような作業です。

一反縫い絞るのに数か月。ようやく仕上がった絞りを一つ一つ検査して、不完全な部分があればやり直し。


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それから熱湯で抽出した熱い染液に12回も浸して染を仕上げます。


南部しぼり。

以前は少し地味なイメージを持っていましたが、実際拝見すると、なんとモダンで粋なこと。

染の色は少しずつ落ち着いてくるので、七五三で作ったお着物を仕立て直ししてお母様が、そして着物とともに年を重ねていずれはまた娘に。。。

代々で楽しめるのも着物の魅力。


お店の奥から出てきた若い女性の茜染のお着物、とてもかわいかったー!


草紫堂さんには着物や帯のほか、様々な小物が置いてあります。

私は以前、お茶のお稽古で使う数寄屋袋を購入させていただきました。

今回は風呂敷が大好きなSさんが小風呂敷を入手。台紙を入れて上手にたたむと祝儀袋がスマートに出し入れできる袱紗として使えるのです。

先人の知恵ですね。


いつかは帯を買いたい。。。


そんな余韻を抱きながら、引き続き市内散策へ。


素敵な店構えの和菓子屋さんが。

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関口屋


素朴な飴や胡麻ねじりなど、郷土菓子を売るお店です。

ひっきりなしに地元の方が来られる人気店。


こちらで見つけたのが、同じく郷土菓子の「お茶もち」。

串にさした平たいお団子にお醤油とくるみのたれ。

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どうしても食べてみたくて、お店の方にお願いして店内でいただいてみました。

甘さ控えめ、というよりほとんどあまくありません。

香ばしくてお団子もしっかりしていておいしい!

3時のおやつに甘味じゃないものがたべたいとき、いいですね。

おなかも満たされたので、引き続きお散歩。



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この時期、中津川では鮭の遡上が見られます。

こんな街なかで鮭が見られるなんてびっくり!


次の目的地は中津川沿いにある「shop & space ひめくり」。


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ガラスのファサードから店内にさんさんと日の光が入り、とても清々しいお店。

岩手のてしごとやペーパーワークがセンス良く並んでいます。

こちらのお店もお客様がひっきりなしに。


最後の散策目的地は岩手の工芸の老舗、「光原社」


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もとは宮沢賢治の「注文の多い料理店」を出版した出版社が創業した、日本の民藝の粋を集める店。

このセンスの良さは一見の価値ありです。

もともと個人的には「民藝」に対して少し古いイメージを持っていたのですが、その先入観を払しょくしたのはこの店でした。

何度言っても気持ちのいい新鮮さを感じる空間。

この日はホームスパンの展示会も行われていました。


光原社にある喫茶店「可否館」でコーヒーを。


つなぐ

ここの深煎珈琲とくるみケーキが私の定番。

コーヒーのいい香りに包まれて、なんとも落ち着いてしまう場所なのです。



盛岡散策。

光原社以外は歩いて周れますし、バスもたくさん走っています。

バスは県北バスかでんでんむし(市内循環バス)を選べばどこでも100円。

歩きでも十分周れますがもう少しよくばりに回りたいときはレンタル自転車もいいですね。



夜は、地元の方とご一緒に「MASS」へ。

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岩手食材を楽しめる料理もお酒も美味しいお店。

そして、私たちのもう一つの目的はお米。

店主がこだわるお米は滝沢村の合鴨農法で栽培されたものだそうなのです。

お酒は店主自ら修行していたこともある二戸の南部美人など。


地元の方との素敵な出会いもあって、おいしく楽しい夜でした・・・。


さあ次は、二戸へ。


(掲載の店内写真は、お店の方のご了解を得て撮影しています)