メモ2


「解毒」を読んで気付かされた事。


私の家は

父はアル中。

母は宗教依存。

私は母に依存。

という、不健全きまわりない家庭でしたが、

本を読んでいくと、両親の依存が酷くなっていった原因が私にもあるという事が分かりました。


この著書から、部分的に抜粋させていただくと、




「イネブラー」

直訳では「支える人」

たとえば、アルコール依存症の人が家族にいる場合、依存症を助ける役割を担っている人の事を、イネブラーと呼ぶ。

具体的にいうと、依存症の人間が酔っ払って、人様に迷惑をかけた場合、代わりに家族が謝りに行ったり…

また本人が酔っ払って物を壊した場合でも、代わりに弁償するなどしたり…

家の中で暴れた時にも、ぐちゃぐちゃになった部屋を本人ではなく家族が片付けるなど…

イネブラーは、本来お酒を飲んでる人が刈り取るべきものを、身代わりとして引き受けてしまいます。


すると飲んでる本人は、誰かに迷惑をかけても、後処理を自分でしなくても良いので、ますます飲んでも大丈夫だと思って、よりアルコール依存にハマって行くのだそうです。




母の宗教の場合も同じで、

母は奉仕が忙しくて、家事はかなり疎かだったのですが、私はそんな母の代わりに随分母の家事を手伝っていました。

母は家にいなくても、娘が代わりに家事をやってくれるので、安心して長い時間奉仕ができるわけです。

私が家事を行うことによって、いつも家は綺麗なのですから、母は「自分が家事をしておらず、そのせいで部屋が汚い」という本来感じるべき罪悪感を持つような事もありません。

遠足の時のお弁当だって、子供が自分で作りますし、子供の髪が伸び放題でも、子供は自分でハサミで適当に髪を切りますから、子供の身体的な面も気遣わなくても良いわけです。



家族を神より少なく愛すれば愛するほど、子供達が勝手に母を助けるので、母はあいた時間をより霊的な事に充てる事が出来、さらに王国を第一にする事ができます。




私のそういった、母を助ける…という行為が、結局は、母の宗教依存に拍車をかけ、私の「母と普通の親子の時間を過ごしたい」という欲求さえも満たしてはもらえない、そんな状況になったのでした。



要は自業自得だったんですね。


なるほど。