ミャンマーにある、私たちのコーヒー農園を訪れるとき、そこは標高が1,500mを超える。
エリアによっては、2,000m前後もある。
都心部ヤンゴンと違い、すべてにおいて便利さは格段に下がる。
まずは食事だ。
私がいる農園は、約70年前に旧日本軍が来て以来、外国人が来なかったエリアなのだ。
そのため、世界中にある有名チェーン店などはない。
私がいつも使う食堂は、外国人はもちろん私一人だ。
その小さな食堂は、ローカルフードをメインにしたお店なのだ。
ここに通う外国人が私しかいないので、回数を重ねることで、店のおかみさんとの信頼関係が徐々に構築された。
このおかみさんは、注文した料理を私が食べ始めるとき、いつもそばにいる。
理由は、ローカルフードがこの日本人の口に合うか見ているのだ。
「もし口に合わなかったら、作り直すよ。」
いつもこう言ってくれる。
だが、おかみさんの味は抜群で、いつも美味しい。
私が美味しいと伝えると、彼女も安心して、笑顔で厨房に戻る。
どこの国にいても、人と人との繋がり、信頼関係の構築が、その先の冒険には必須なのだ。
