日に日に寒くなってきています。
あったかいお風呂が気持ちいい季節の到来ですね。
という訳で、今度はお風呂について書いてみようと思います。
まず、基本的な知識を確認しておきましょう。
浴室の工法・構造には、在来工法(現場施工)と
システムバス(ユニットバス)があります。
●システムバス(ユニットバス)とは…
浴室の各パーツ(床、壁、浴槽、天井など)を
工場生産しておいて現場で組み立てる工法。
ユニットバスのメリット
・床と壁のつなぎ目が一体化しているため
水漏れの心配がほとんどない。
・隙間が少ないため断熱性にも優れている。
・在来工法と比べて設置が簡単であるため
工期は短く価格は安く抑えられる。
ユニットバスのデメリット
・昔に比べデザインの選択肢は増えているが
在来工法と比べると自由度は下がる。
・浴室スペースが変わった形や、狭い場合は選択肢に制限がある。
・規格にはないタイルや手すりをオプションで発注することもできるが
その場合は別途料金になるため予算面のメリットは少なくなる。
●在来工法とは…
現場に防水加工を施した上で
壁や床をつくっていく昔ながらの工法。
浴室の広さや形に合わせて柔軟な施工が可能。
在来工法のメリット
在来工法はいわばオーダーメード。
浴槽の素材を大理石やヒノキにすることも、壁をタイルで細工したり
窓の形や大きさを変えたりすることも自由自在。
浴室の広さや形状に関係なく
こだわりの空間をつくれることが最大のメリット。
在来工法のデメリット
・ユニットバスに比べて、経年による防水性の劣化がある。
防水処理を徹底させるためにも
技術をもった職人の手が必要になる。
工期も長く、材料費・人件費の面で費用がかかる。
・メンテナンスのコストが必要。
約15年前後経過すると、タイルのヒビ割れや
目地が取れてしまうなどの現象が出てくる。
また、土台などが腐ってしまいシロアリの被害にあうケース
もあり、早めのメンテナンスを行う必要がある。
はい(・∀・)/ 確認が終わったところで
9割がシステムバス(ユニットバス)
現在は、戸建て・築10年未満のお宅の場合
90%以上がシステムバス(ユニットバス)という結果もあるようです。
最近のシステムバスは、商品のバリエーションも豊富で
オプションのアイテムも充実しています。
広さでいうと、約1坪、約1.25坪タイプが多く
マンションでも同様のことが言えます。
システムバスの今日この頃
最近のシステムバスの傾向は、誰もが使いやすいことや
掃除のしやすさに配慮した工夫などが挙げられます。
アイテムで多く取り入れられているのが、手すり。
標準仕様orオプションなどメーカー・商品によって異なりますが
安全面からも、浴槽へ出入りの際などに使うのはいいと思います。
また、近年では、ヒートショック対策になる浴室換気暖房乾燥機
に付随して物干しバー・ロープなどの設置も増えています。
バスタイムに何を求める?
温泉に銭湯、世界でも有数の「お風呂好き」として知られる日本人。
ポンの調査(色んなアンケートやらを片っ端から見てみた(^_^;) )では
・一日の疲れをとって、入眠への準備のために、深部体温を高める時間
・子どもとのスキンシップ
・一日の疲れを取れて、唯一独りになれる「貴重な時間」
・ゆっくり取りたいけれど取れない貴重な時間
(子育てに追われなかなかゆっくり入れない)
・一日をリセットする時間
・1日の出来事を振り返ったり、明日のことを考えたりする時間
・考えを整理する時間
・ぼーっと湯船に浸かる
このような回答が多いようです。(面白かったのは「厄払い」という回答)
思い思いの方法で、「素の自分」になる。
バスタイムが担う役割はきっと大きいですよね。
疲れた現代人は、体の汚れを落とすだけでなく
バスタイムを上手く使っていきましょう≧(´▽`)≦
(ちなみに、湯船につかる : シャワー = 7 : 3 くらいの比率みたいです)
では、大切な時間を過ごす浴室への不満には
どのようなものがあるのか?
多くの人の頭にまず浮かぶのは
「カビの発生・カビが取れない」ことではではないでしょうか?
後に「湿気が気になる」「掃除が大変」「排水口がつまる」などの声が続く感じかな。
汚れの気になるところは、「排水口まわり」や「床」などが多く
各メーカーはこれらの不満を解消するために
日々、血の滲むような努力をしているのです。:゚(。ノω\。)゚・。
(血が滲んでいるかどうかは単なるポンの想像だから笑って許して)
浴室が古い場合は、浴室が狭い・浴槽が小さい
寒い・追焚きができないなどの不満が多く
実際、それが理由でリフォームに踏み切る方は
と・て・も多いのですよ。
最近のシステムバスは、機能面&清掃面など
ほんとに色んな工夫がされているので
きっと、どれを選べばいいか迷っちゃいますよ( ´艸`)
これから、新築やリフォームなどで商品選びをする際には
汚れに関する対策・お手入れ方法は
重要なチェックポイントのひとつです(。+・`ω・´)キリッ
そういうわけで、次は各メーカーの特徴を比較
してみようかなぁ…なんて考えております:*:・( ̄∀ ̄)・:*: