昔まだ私が小さい頃。
おばあちゃんの部屋に急に入ると、おばあちゃんが泣いている事が何度かあった。
きちんと机に向かって、正座をして。
「どうしたん?」と聞くと、それは戦争の話だった。
戦争中、小学校の先生だったおばあちゃん。
生徒達と自分の子(うちの父)を連れて、空襲のある大阪から(確か)四国へ疎開したそう。
でも、親が疎開をさせずに大阪に残った生徒もいた。
戦争中に子供を手放すのが不安だったのかもしれない。
そしておばあちゃん達が大阪へ戻った時には、もう生きてはいない子もいた。
空襲にやられて。
「守られへんかった。無理にでも連れて行けば良かった。。」
おばあちゃんが泣くという事は滅多になかったので、その驚きと共にいくつかの話を覚えてる。
今ここに書く気になれない事もある。
でもあまりに昔過ぎて。私も小さ過ぎて。
おばあちゃんが実際に語った言葉だったのか?
お父さんが私に言った言葉だったのか?
それとも私の思いだったのか?
他の誰かなのか?
もうはっきりとはわからない事も、いくつかある。
おばあちゃんの夫・・おじいちゃんは、結核で亡くなった。
「戦争で死ぬより、病気で死んでまだ良かった」
そう思ったのは、そう言ったのは、誰だったんだろう?
まだ生きていた、母方の方のおじいちゃんに質問した事がある。
「おじいちゃんは戦争行ったんでしょう?どんなだった?」
おじいちゃんは何も答えなかった。
おばあちゃんが話した事も、おじいちゃんが話せなかった事も、たぶん一緒。
ひどい戦争の話。
今日は終戦記念日です。
合掌。。