実家にある、昔におばあちゃんが使ってた机。
お母さんが変なクッションとか花とか置いちゃって、
よくわかんないことになってるけど![]()
すごく素敵な机です。
私が物心ついた頃からあったので、
もうアンティークと言っても良いのかな。
重厚感と細かい細工があって。
どこのものなんだろう?
もしかしたら、中国のものかもしれない。
家の中でいちばん広いおばあちゃんの和室のその奥の、
陽の当たらない暗い部屋に、この机はあった。
今は家を建て替えてしまったのだけど。。
おばあちゃんが中国で買ってきたすずりや墨や、
どこかヨーロッパから持ち帰った万年筆や、
いつも塗ってくれるメンソレータムが置いてある。
その横には、大きな大きな本棚があった。
小学校の教師をしていたおばあちゃんの本棚には、
日本文学全集などがずらっと並べてあるのだけど。
同じものが2冊づつある。
同じく教師をしていたおじいちゃんが残したもの。
結婚してすぐに死に別れたという、おじいちゃんの本たち。
おばあちゃんがどんな思いでそれを残しておいたのか・・
当時は深く考えなかったけど、
今ならわかる気がする。
本棚には、黒いビロードの表紙のアルバムもあって。
そこには私も見たことのない、
うちのお父さんの記憶にもない、
おじいちゃんがいた。
おじいちゃんじゃない。
若くてりりしく、頭の良さそうな男の人。
「何でもできる人だった。素晴らしい人だった」と、
おばあちゃんはよく話してくれた。
職員旅行の記念写真で肩を組んで写ったのが問題になり、
おばあちゃんが他の学校に転任させられたこと。
おじいちゃんが亡くなる前「アイスクリームが食べたい」
と言ったのに、体に悪いと思い・・
食べさせてあげなかったことが悔やまれること。
同じ話を何度も何度も聞いたけど、
そういうときのおばあちゃんは、
たまに悲しそうな顔をしながらもとても幸せそうで。
何度聞いても、子供だった私までうれしい気持ちになった。
おばあちゃんは結局、再婚もせず、
一人でうちのお父さんを育てて。
私が中学2年生のとき、74歳で亡くなった。
愛する人と死に別れた人は、もう他の人を愛せないと言うけど。
それは幸せなことなのか、どうなのか。。
でも私が見てる限りでは、
おばあちゃんはずっと恋してるみたいに幸せそうだった。
本当の気持ちや苦労や葛藤は、本人にしかわからないけど。
おばあちゃんには、色々なことを学んだ気がする。
お姉ちゃんが言ってた。
「おばあちゃん、もっと生きてて欲しかった。
もっと色んなことを教えてもらいたかったし、
話も聞いて欲しかった」
確かにそう思う。
でも、死んでしまった人からだって何か学べる。
それだからこそ、わかることもある。
そんな風に孫に思って貰えるような人生を、
私は送れるんだろうか?
そんなことを問いかけながら、今日はヨガ。
行って来ます![]()
朝から泣いてるし、私。どんだけ弱いんだ!
