おばあちゃんの机 | つよくやさしくうつくしく

つよくやさしくうつくしく

つよくやさしくうつくしく。そうありたいものです^^


つよくやさしくうつくしく-090810_205745.JPG


実家にある、昔におばあちゃんが使ってた机。



お母さんが変なクッションとか花とか置いちゃって、


よくわかんないことになってるけど汗



すごく素敵な机です。




私が物心ついた頃からあったので、


もうアンティークと言っても良いのかな。



重厚感と細かい細工があって。



どこのものなんだろう?


もしかしたら、中国のものかもしれない。





家の中でいちばん広いおばあちゃんの和室のその奥の、


陽の当たらない暗い部屋に、この机はあった。

今は家を建て替えてしまったのだけど。。




おばあちゃんが中国で買ってきたすずりや墨や、


どこかヨーロッパから持ち帰った万年筆や、


いつも塗ってくれるメンソレータムが置いてある。





その横には、大きな大きな本棚があった。



小学校の教師をしていたおばあちゃんの本棚には、


日本文学全集などがずらっと並べてあるのだけど。



同じものが2冊づつある。




同じく教師をしていたおじいちゃんが残したもの。


結婚してすぐに死に別れたという、おじいちゃんの本たち。



おばあちゃんがどんな思いでそれを残しておいたのか・・


当時は深く考えなかったけど、


今ならわかる気がする。




本棚には、黒いビロードの表紙のアルバムもあって。


そこには私も見たことのない、


うちのお父さんの記憶にもない、


おじいちゃんがいた。




おじいちゃんじゃない。


若くてりりしく、頭の良さそうな男の人。




「何でもできる人だった。素晴らしい人だった」と、


おばあちゃんはよく話してくれた。




職員旅行の記念写真で肩を組んで写ったのが問題になり、


おばあちゃんが他の学校に転任させられたこと。



おじいちゃんが亡くなる前「アイスクリームが食べたい」


と言ったのに、体に悪いと思い・・


食べさせてあげなかったことが悔やまれること。




同じ話を何度も何度も聞いたけど、


そういうときのおばあちゃんは、


たまに悲しそうな顔をしながらもとても幸せそうで。



何度聞いても、子供だった私までうれしい気持ちになった。





おばあちゃんは結局、再婚もせず、


一人でうちのお父さんを育てて。


私が中学2年生のとき、74歳で亡くなった。




愛する人と死に別れた人は、もう他の人を愛せないと言うけど。


それは幸せなことなのか、どうなのか。。




でも私が見てる限りでは、


おばあちゃんはずっと恋してるみたいに幸せそうだった。




本当の気持ちや苦労や葛藤は、本人にしかわからないけど。


おばあちゃんには、色々なことを学んだ気がする。




お姉ちゃんが言ってた。



「おばあちゃん、もっと生きてて欲しかった。


もっと色んなことを教えてもらいたかったし、


話も聞いて欲しかった」




確かにそう思う。




でも、死んでしまった人からだって何か学べる。


それだからこそ、わかることもある。



そんな風に孫に思って貰えるような人生を、


私は送れるんだろうか?




そんなことを問いかけながら、今日はヨガ。


行って来ますニコニコ

朝から泣いてるし、私。どんだけ弱いんだ!