副作用がいちばん出る週。
母と姉の家に、二泊三日で泊まりに行った。


不思議なくらい、心も体も軽くなった。
いちばん癒されるのは、やっぱり家族と過ごす時間なのかもしれない。


副作用も、ほとんど感じなかった。
気持ちの持ちようなのか、
それとも、本当に魔法をかけてもらったのか。


毎日の日常から少し離れて、
別の世界にいるような時間だった。


「このままずっと、この時間の中にいたい」
そんなふうに思ってしまうくらい、穏やかで優しかった。


食欲もないと思っていたのに、
鰻をぺろりと食べられて、自分でもびっくり。




車でドライブしたり、景色を見たり、
ただゆっくり流れる時間の中にいるだけで、
心まで整っていく感じがした。


治療中だからこそ、
こういう“命が喜ぶ時間”って、本当に大切なんだと思う。