2回目抗がん剤
2回目の抗がん剤
朝早く起きて、
大学病院へ抗がん剤を受けに行く。
朝の散歩もかねて、
バス停まで歩く道。
不思議と、すがすがしい。
「抗がん剤をしに行く」というより、
自分に魔法をかけに行くような感覚だった。
今までの延長線上の未来ではなく、
私はもう、別のパラレルへ移動している。
だから、恐怖がない。
「なんて簡単なんだろう」
そんな感覚すらある。
超意識は、
現実より先に、未来を知っているのかもしれない。
病院では、看護師さんたちが
たくさんの種類の抗がん剤を確認しながら、
テキパキと対応してくださっていた。
その姿を見ながら、
感謝しかなかった。
こうして治療を受けられること。
支えてくれる人がいること。
今日も無事にここへ来られたこと。
私は、恵まれている。

