「違うに決まってるでしょー!
誰がこんな手の込んだことやるかっ」
どうやら違うらしい、でもどうしたらこんな風に女に
なってしまうんだろう。やっぱり僕には信じられなかった。
「とりあえず、寒いから中入りなよ
そんな漫画みたいな話こんなとこで言ってたって
らちがあかない」
「本当に信じてくれてる?」と相葉さん?が、
また言ってきたので、「信じてる、信じてる」と思っても
ないことを口にしていた。
「はい、コーヒー。とりあえずこれ飲んで
落ち着いてから話そう?」
「う、うん…」
相葉さんと二人でコーヒーを飲むことはそうそうない。
しかもその相手が僕の知っている相葉さんと違うのだから、
すごく変な空気に思える。
「ねぇ、ニノ…」
「何?」
「俺、変なやつに貰った食い物のせいでこんなに
なったのかもしれない。」
「変なやつ?って誰?」
相葉さんは少しため息をついてからまた話し出した。
「この間○×プロジェクトの収録てたじゃん?」
「う、うん」
なんで○×プロジェクトのこと知ってるんだ?あれは本当に
関係者以外は知らないはずなのに…
まさか本当にそうなのか?いや…まさか、な。
「その時に、あんまりって言うか俺の記憶が確かならば
絶対に見たことない人がいたんだよ」
「ふ、ふーん」
なんだか話し方とか仕草とかも相葉さんに似てて
話があんまり入ってこない。
「で、俺その人に話しかけられてこれ
食べてくださいって言われて変な食い物もらったんだよ!
でもそれがすごくうまそうでさ、
空き時間中に食べてみたの。」
「へぇー」
「そしたらすごく美味しくてね!全部食べちゃったの!」
「ねぇ、その人どんな人たったの?」
「んーとね、男の人で全体的に黒っぽい服装だったかな?
何か見たことない人だなーって思ってたけど、いい人そうだったね!」
知らない人から貰ったものをただうまそうと思っただけで
食べちゃう所は相葉さんらしいな。
あと、緊急事態のはずなのにこんなに楽しそうに話しをするのも
楽天的でこれまた相葉さんらしい。
まぁ何にせよ、もしこれが本当の話だったらたぶんその事が
原因なんだろう…。