(続き)
 
職場のブラックな出来事に対する相談を聞いて、労働組合の書記長が最初に返した言葉は「残業代払ってないなんて報告、会社側から受けてないよ」でした。
 
そりゃ、会社側は申請を受理した残業代を払わなかったという会計を行うわけ無いですし、受理しなかった残業代の申請が、実態としては受理すべきモノだったんだよーんとか労組に報告を上げるわけもありません。
 
相談を受けて労組が行うべきは、残業代が未払いになってる時間があるという主張について、本当に実態として業務を行っていたかの事実確認です。既にごまかして上げられた報告の確認作業ではありません。
 
声からして、ふくよかなアラフィフおじさんを感じさせる書記長は、その後も「無いとは思うんだけど、会社に問い合わせてみるよ」とか、「職場に残っておしゃべりしてる時間は残業代に入らないんだよ」など、見当外れの受け答えしかしません。
 
少なくとも実際にパソコンを使ってた時間については、パソコンの使用時刻をぶっこ抜けば簡単に調べられます。
 
パソコン使用時刻の中に遊んでる時間がある疑いがあるなら、それは顧客から頂いた金で支払ってる光熱費、通信費、リース債務を業務目的外で使ってる事になるからそれはそれで詳しく調査すべき問題だろ。
 
いずれにしろ、何故か労働組合の書記長は労務相談に対し、面倒事に関わりたくないという雰囲気を全面に押し出してきます。
 
 
 
書記長は、とりあえず報告を調べるからどこの事業場のどこの課か教えて欲しい、という方向に話を持っていきます。いやいやアナタ同じ報告を再度取り寄せるだけでしょ。信用できない相手にカード切らんわ。
 
 
 
結局この日は何も始まらず時間切れに終わり、書記長の連絡先を聞いて電話を切りました。
 
 
 
 
古い会社ということもあって、経営側と労働組合がベッタリになってでもいるのでしょう。労働組合に労務問題を解決する気はない。分かったのはそれだけでした。
 
 
 

 
 
 
しかし、この電話は結果として、私にとって大きなプラスをもたらすことになります。
 
 
 

 
 
 
やるべき奴が職務放棄するなら、やれる奴は私しかいない。
 
 
 
 
 
 
相手にも労務問題を内々に解決するチャンスがあったのに、それを握り潰すなら別の方法で解決させてあげましょう。 
 
 
 
その日から、私の準備の日々が始まったのでした。
 
 
 
(つづく)

 

 


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