植物と向き合う…アマチャ
ヤマアジサイによく似た花を咲かせる「アマチャ」
4月8日の灌仏会に、釈迦像に注ぐことで知られています。
「アマチャ」は文字通り「甘いお茶」からきており、日本固有の生薬でもあります。
葉を使用しますが、生の葉は甘くなく、発酵させることで甘みが出てきます。
この甘みの成分ははフィロズルチンといい、砂糖の約1000倍の甘みを持っており、人の体内では消化吸収されない成分です。
糖尿病患者の方の甘味料としてや、ダイエット目的でも使用することができます。
今の時期に花を咲かせますが、お茶目的になりますと花は咲かせず、蕾のうちに摘み取ってしまい、葉を育て8月に採取します。
また、アマチャは茶席に飾る「お茶花」に用いられま。
そう考えると、蕾を摘み取ってしまうのもなんだか惜しいものです。
挿し木も簡単にできますので、葉を楽しむ「甘茶」用と花を楽しむ「茶花」用に2株育てたいものですね。
