「月」…すすき
秋の七草のひとつで、秋を感じさせる代表的な植物です。
十五夜にはススキを飾り、月を愛でます。これは、ススキが月の神の依代となるからです。まっすぐと背の高い姿が、月へより近づきたいという私たちの願望を成し遂げてくれるようにさえ感じます。
すくすく育つ木から「ススキ」と名付けられたといわれているように、日当たりのよい場所ではあちらこちらにその姿を見ることがでます。荒野や焼跡にもすぐ生えるたくましさがあります。
穂が秋の光を浴び、銀色に輝き、秋風に一斉にたなびく姿は、秋の収穫の豊作を招き入れているようです
ススキは縄文の時から私たちの生活とともにありました。
ほうき、家の囲い、茅葺屋根
その材料の確保のために、茅場とよばれるススキ野原を作ってありました。もしかしたらお近くにあるススキの群生地はその名残かもしれません。
縄文の時代にはどんな景色が広がって、どのような思いがあったのでしょうか?ススキは変わらぬ姿で私たちと歩んでくれています。ススキの穂がさし示す「こっちだよ」と言う方向に素直に従ってみると、私たちが望む未来に道が繋がっているかもしれませんね。
