◆Sadaharu Oh
自分が小学生の頃、自分の周りの子供達・兄弟・家族全て
巨人ファンだった。
そして自分の世代は、野球をやるとなると必ず背番号1を
奪い合った。
ジャンケンで負けた時、自分の2番は背番号8の高田だったが
背番号1 王貞治選手以外は、失礼だが誰のでも良かった。
6番の土居でも7番の柴田でも、ほんと誰でもいいのである。
それくらい王さんは雲の上の人だった。
自分の年齢より10歳程度、年齢が上の人達は長嶋さんが
神様の存在なんだろうが、フラミンゴ打法・一本足打法と
呼ばれたバッティング技術は「美しい」という言葉を知らない
子供でも憧れたもんである。
そんな王さんが日本代表の監督となり、且つ強豪キューバを
破り、世界一となった。
優勝への原動力はイチロー選手も担っていたと思うが、王さんの
人柄というか人格を尊敬する選手のベクトルが、全て同じ向きに
揃った結果の賜物と思う。
選手を引退後、巨人の監督・ダイエーの監督と当初は酷い
扱いを受け、苦労したと容易に想像できるが、今回の祝勝場面を
見ると、それらが全て報われたような晴々とした笑顔をされていた。
自分は小さい頃、新聞屋(当然、読売)の息子と物凄く仲が
良かった事もあり、月に2度以上は後楽園球場に足を運んだ。
母親も巨人が大好きだったので、姉を含めた3人でもよく見に行った。
自分が8歳の時、大洋ホエールズとの試合で、王さんが打った
通算800号のホームランは忘れられない思い出である。
全日本に選ばれた選手も、試合を見守った国民も、何より王さん
自身がとても喜んだ一日だったんではないかと思い、凄く嬉しい
気持ちになったのである。
今年のプロ野球は、パリーグが3月25日(土)より開幕する。
昨年は楽天の新規参入とロッテの快進撃もあり盛り上がったが
対するセリーグは大阪方面でしか盛り上がれなかった。
今年は巨人に元王者の意地を見せてもらい、全球団が団子状態で
終盤戦を迎えるような暑い展開を期待している。
そして昨年よりも多く、球場に足を運ぶつもりだ。