アクエリオン EVOL
・・・勢い余って、前作である
創聖のアクエリオン
まで、レンタルDVDをOVAも含めて全話、一気に観終えました。
やはり前作を観ている方が、いろんな意味で楽しめる作品だと再認識。
そこで、今作(以下、EVOL)と前作(以下、1st)の登場人物の転生について、整理も兼ねて考察。
ご興味のない方、ネタバレを回避したい方は、どうぞお戻り下さい。
1..導入
まず考察にあたっての前提として、EVOL は1stの世界の続編と断定する。
OVAである「創星のアクエリオン」と 1st は平行世界であり、直接には無関係であること。
また EVOL 16話において、1万2千年前の 1st のイメージが映し出されたことからも、それを強く裏付ける。
そのうえで、1stでの戦いの相手であった『堕天翅族』は、1stの最終話での『生命の樹』の枯死および堕天翅族の全滅、また堕天翅族である頭翅(トーマ)が、1stから1万2千年前のアポロニアスの真意と人間の苦しみを理解したことで、
人間 vs 堕天翅族
という構図はEVOLには引き継がれていないものと推測する。
(ただしEVOL OP曲『君の神話~アクエリオン第二章』中に、『生命の樹』らしき描写がある。)
登場人物の転生(があると仮定して)、これを想定する際に重要となりうるファクターは、
① 性格・性質
② エレメント能力
③ 恋愛(もしくは結びつき)
が考えられる。(転生を検討する際の理由には、上記①~③の番号を付記する。)
EVOL における重要なキーワードは、
反転(反対)
『EVOL』を逆から読むと『LOVE』となる。
またアルテア界のカグラは1stの主人公、アポロの転生を強く感じさせる(詳細は後述する)が、彼が話す重要な言葉(感情)はすべて反対言葉(『大好きだ』⇒『大嫌いだ』など)となっており、このキーワードの意味することは、おそらく今後の作中で語られることとなろう。
なお、
「転生に際して『魂の分離』があるのでは?」
と1stを観るまでは考えていたが、既に1stの重要人物に『魂の分離』があったことから、EVOLにおいても『魂の分離』が重要人物に対して使用されるか、微妙になったと考える。
なお、DVD購入特典等において監督らが答えている設定については、この考察においては考慮しない。
購入特典でしか知り得ない設定は一部のファンのみが知っているものであり、これを覆しても購入していない大多数の視聴者に対して影響はなく、またOVAとの直接的な関連がないという前提から、それら1stで表現されなかった設定は
1stとEVOLを繋ぐ際の足かせになる可能性があると考えるためである。
2.転生
転生の可能性が高いと思料される順に、EVOLでの名前、1stでの名前、そしてその理由を記す。
不動・ZEN ⇔ 不動・GEN
立ち位置、振る舞い、容姿など全てにおいて1stを踏襲しており、間違いないのではないか。・・・①②
ただし、第13話において、不動とミカゲとの会話において、
ミカゲ「何という無様な貌(かたち)なのか。本当の貌をどこに置き去りに?」
不動「貴様こそ、いまだ古き貌を捨てられないのかな?」
との会話がある。
この貌とは1万2千年前ではなく、2万4千年前の神話の時代のことを指すと思料される(不動の過去生は1stにおいて、アポロニアス、セリアンと共に戦った『第3のエレメント』との指摘がある。)ため、両者とも神話の時代にいた者の転生と思料される。
クレア・ドロセラ ⇔ リーナ・ルーン
容姿・謎に包まれた立ち位置などが似ている。・・・①
しかし、クレアのエレメント能力が不明な点(持っていない?)や、シュレードを気遣う様子など、全くの見当違いである可能性も否定できない。
サイコセラピストとしてエレメント達の癒やしを担当し、また不動・GENに好意を寄せていた
ソフィア・ブラン
の転生とも考えられる。・・・①③
ジン・ムソウ ⇔ ジュン・リー
ハッキング能力、フィギュア(アイドル)ヲタクという共通点を持つ。・・・①
また第14話において、
「1万年と2千年前から愛してる。8千年過ぎた頃からもっと恋しくなった。」
と、ユノハに語りかけたことから1stの登場人物であると予想できる。・・・③
ユノハ・スルール ⇔ つぐみ・ローゼンマイヤー
共に他人に対しうまくつきあえないという共通点を持つ。・・・①
ユノハは臆病ゆえ「光学透明」というエレメント能力を開花させ、つぐみは「興奮すると爆発する」というエレメントを持つゆえ、コンプレックスを抱えることとなる。
・・・ここにも「反転」のキーワードが見えるように思うのは考えすぎだろうか?
上記のとおり ジン ⇔ ジュン だとすると、1stでジュンはつぐみに好意をよせていたことから、ジンの「1万年と2千年前から愛してる。」というセリフの意味が繋がる。・・・③
アンディ・W・ホール ⇔ ピエール・ヴィエラ
共に女好き。・・・①
アンディは「穴を掘る」エレメント能力を持つが、MIXに誤解されたことで落ち込み、「穴があったら入りたい」を実践している。一方、ピエールは多くの友を失い、また初恋の女性が兄と結婚すると知り「合体依存症」となる。
アンディはMIXを、ピエールはクロエを意識している。・・・③
MIX ⇔ クロエ・クーリック
共に真面目で堅物。・・・①
MIXは「自分の『心の穴』を埋めると約束したアンディの言葉に、クロエは「唯一自分を女として見てくれる」という理由で、それぞれに好意を抱くようになる。・・・③
もしかすると、クロエだけでなく二卵性双生児である
クルト・クーリック
の魂もひとつとなり、MIX に転生しているかもしれない。(Mixだけに・・・)
以降は、ほぼ確証のない予想となる。
シュレード・エラン ⇔ 頭翅(トーマ)さて、これ以降は物語の本質に深く関わるため、さらに予測が困難である。
『美』を愛するといった点以外、共通点は見受けられない。
シュレードのエレメント能力が「精神演奏」で、他人の深層心理を操ることが出来ることから、能力から考えると堕天翅族である
音翅(オトハ)
に近いと考えられるが、後述により除外する。
クレアの過去生がリーナでなかった場合、シュレードがリーナの転生である可能性は考えられる(『負のエレメント能力』 ⇔ 『プラーナの吸収』という点)。
カイエンのことを「親友」と呼ぶが、それに何らかの理由があるのだろうか?
カイエン・スズシロ ⇔ 紅麗花
カイエンのエレメント能力は「絶望予知」、麗花の能力は「物の記録を読むサイコメトリー」と「不幸」w・・・②
「絶望予知」⇔「不幸」は、キーワードの「反転」に関わるのではないか。
トワノ・ミカゲ ⇔ 音翅(オトハ)
ミカゲの容姿はトーマに酷似している・・・が、性格はサディスティックであり、「愛」に対する異常な執着を持つ。
トーマは1st最終話で人類を理解したことから、今作で敵に回るとは考えにくい。また前述の「不動との会話」から神話の時代の者(つまり堕天翅族)の転生と考えられることなどから、愛していたが想いが届かなかった『トーマ』の姿を選んでいるのではないか。
第15話において、ミコノをさらったカグラからの交信に対し、
「妬ましいじゃないか、求めたモノを先に手に入れた者を・・・」
と述べており、何かを深く求めている。
・・・それがトーマ(の転生)だとすればシュレードに興味を持つはずなので、
シュレード ⇔ トーマ という予測は間違っているかもしれない。
一応の理由は付すが、無理矢理な感は否めない。
ゼシカ・ウォン ⇔ シルヴィア・ド・アリシア
いずれも男勝りな性格で、エレメント能力も「念動力」「衝撃力」と酷似する。
1stを観るまでは、ゼシカとミコノの二人が、シルヴィアの魂の分離した転生と考えていたが、1stで既に分離転生というトリックが使われていたことから、同じトリックを二作品続けて使用するとは考えにくい。
そのため、「反転」のキーワードがどのように関わってくるのか、興味深い。
カグラ・デムリ ⇔ アポロ
野性的な容姿、匂いで相手を判断するなど、明らかにアポロの転生と考えられる・・・が、それだけにそれほど単純なものではないという逆説が成り立つ。
自分自身を「アポロン」と呼び、「シルフィ」に固執する点について、カグラをスラム街から拾い上げたミカゲの策略のための誘導(埋め込み)があるのではないか?
アマタのことを
「匂いもなにもしない、妙な男」
と評している。
通常、「自分自身の匂い」は解らないものであるため、1stを観るまではカグラとアマタの二人がアポロニアスの分離転生と考えていたのだが・・・
アマタ・ソラ ⇔ 不明
左右のくるぶしに金色の翅を持ち、気持ちが高ぶると飛翔する。
このことから「堕天翅族」の血を受け継いでいることは容易に予想できる。
なお、1stでくるぶしに翅を生やしていたのは、堕天翅族最後の仔、
双翅(フタバ)
であるが、その関連(があるかどうかすら)はまだ掴めない。
アルテア界に連れ去られた
アリシア
の息子であり、父親は現時点では不明であるが、アルテア界最高司令官、
イズモ・カムロギ
ではないか、と推測している。
ミコノ・スズシロ ⇔ 不明
作中では幾度となく「シルフィの転生」と表現されているが、カグラと同じく単純すぎてそのままでは受け入れがたい。
エレメント能力は「繋ぐ力」・・・ここから考えるに、「アクエリオン」の魂を受け継いでいるではないか、と推測するがどうであろう?
そう考えた場合、カグラが(知らずに)求めているものは、シルフィではなく「(神話型)アクエリオン」であると考えることもでき、ミカゲはそれを利用しているとも考えられる。
さて、EVOLにおける主たるエレメント能力者の残りは
モロイ・ドレッツァ
サザンカ・ビアンカ
であるが、モロイのエレメント能力である「脆弱力」(もろ~い、もろ~いと唱える)や、いわゆる腐女子であるビアンカのエレメント能力「腐食力」(腐、腐、腐、腐、腐・・・と唱える)から、失礼ながらネタキャラの匂いがプンプンと・・・
一方、1stにおけるエレメント能力者の残りは
グレン・アンダーソン
であり、転生の可能性は高いように考えるが、現役エレメント能力者に可能性は見いだせない。もしかしたら
ドナール・ダンテス
が該当するのかもしれない。
以上、この予想がどの程度当たっているのか(外れているのか)、最終話まで興味深いものである。