評価制度が導入されて顕著になったのは、上司の顔色ばかりをうかがう「ヒラメ社員」の増殖だ。もちろん、そんなことを予想しなかったわけではないが、現実にお追従を目の当たりにするのは不快である。
しかも、ヒラメ連中と信頼関係を結ぼうと本心から思う者はいないから、業績も生産性も向上しない。

そんな中、少数ではあるが、評価なんぞクソくらえ、とそれなりに抵抗する者がいるのは心強い。抵抗の拠点は国会前にだけあるわけではない。

さまざまな矛盾が露骨に現れる職場にこそ民主主義が必要だ。