マスコミの報道を見聞きしていると、どーも違うんじゃないかと思うことしばしばである。
先日来のSTAP細胞についても、未だにすっきりしたストーリーが見えてこない。私の直感は以下の通り。 あたるも八卦あたらぬも八卦でしょうがね.......。
1. 小保方さんは思い込みが深い性格と見える。 STAP細胞も、長年追い求めていた中で それらしい現象に突き当たり、ついに仮説が検証されたと信じ込んだのではないか。 一旦思い込んだが最後、自分の論理が太い道となり、周囲のわき道や分かれ道が見えなくなってしまった。 悪いことに、学生時代から優秀の誉れが高かったことで、周囲に率直な疑問をぶつけるような勇気ある人がいなかったのではないか。 頭脳の優劣があからさまに見える状況では劣後が優秀にモノを申すことはできることではない。 このような環境に長くひたっていれば、自分の判断は絶対に正しいが、他の人には理解できる訳がないと思うようになっても仕様がないことである。
今回の問題の根本は小保方さんの思い込みにあり、論文を偽装するとか、名声を得るために粉飾したとかではないと思う。 一連の彼女の発言を聞いても極めて正直に心中を語っていると感じた。
2. 笹井さんの位置付けは、理研が小保方さんの論文をNatureに掲載してもらうために名義を借りたということでしょう。 最初からSTAPには関与していなかったが、前回の論文申請で全く歯牙にもかけられなかったので、理研が世界で名声のある笹井さんを共著に加え敗者復活を狙った。 結果、見事に掲載に至った訳で、ここまでは目論見通り。 理研も政府の補助金増への道が確かになって八方丸く収まりそうに見えた。
笹井さんも最初の記者会見では優秀な部下の功績が、自分の後押しもあって世界で 認められたと満面の笑みを見せていたし、小保方さんの一連の実験も間違いないと信じ込んでいたと見える。 笹井さんにも悪意、邪心は微塵も感じられず、単に名前を貸して後押しをしてあげたという事でしょう。
3. では、STAP細胞は? 科学者でもないので勝手な直感ですが、最初に発表されたような簡単な方法では発現しないように思う。 弱酸と物理的刺激なら自然界でいくらでもありうる環境でしょう。 であれば、長い科学史のなかで誰かが新細胞を見つけていてもおかしくはない。
この点、IPS等の人工的にDNAを操作する手法は過去には技術が存在していなかったので、新たな発見であることは確実であろうと思う。
STAP細胞の最初の報道で、思い起こしたことがあった。 数年前に、欧州の研究機関が光速を超える速度の粒子を発見したというものである。 記事を読むと単位にならないくらい僅かな数値であり、そんなのは測定誤差の範囲でしょうと感じた。 結果、しばらく後になって光速を超えてはいなかったと発表された。 今回のSTAP細胞と同じよう に必死に光速を超える粒子を追い続けてきて、ある日その証となるデータが取れた時 に思考が停止したのではないか。 こちらも、その新事実の大きさからして、決して悪意や邪心で起こした間違いではなく、思い込みの強さであったように思う。
で、結論ですが、世界の最先端をいく人は突端にいるが故に周囲が狭く眼が届かなくなるのかな? という直感でした。