ULTRAMANという漫画の感想。 | ふぇっくそはGK

ULTRAMANという漫画の感想。

屋さんでULTRAMANという漫画が、気になったので買って読んでみました。




トーリーは円谷プロでの特撮ヒーローでお馴染みウルトラマンが、
活躍し去っていったあと、数十年後のお話です。

ウルトラマンだったハヤタ隊員が防衛大臣になっており、
若奥さんを貰って5歳になる進次郎という息子がいる設定です。

妙なことにウルトラマンに乗り移られたせいか、
人並み外れた超人的なパワーを授かっているハヤタ隊員。
そのパワーが息子の進次郎くんにも備わっていると気づくものの
あまり公には公表しない形で生活を営んでいたのですが、
月日も進み進次郎くんが17歳の高校生3年生のまっただ中の頃
進次郎くんの前に現れた異星人の登場で、
運命の歯車が再び動き始めるという感じのお話です。

感想
ルトラマンの題材で、主人公進次郎くんがウルトラマンに模した
パワードスーツを着て戦うという世界観は大好きです。
スーツのディティールの完成度も高い事もあり、
単行本のカラー7ページのイラストがカッチョイイです。

だ、お話の流れが正直な所面白みにかけるなと私は感じました。
老いて50代前半のハヤタ防衛大臣をメインにお話が描かれているのですが、
その会話と設定に奇想天外な展開がなく面白みに欠けました。
「そういう設定なんでしょ?と漂わせてやっぱりー」と思っちゃうぐらい普通です。

作の主人公である進次郎くんのお話があまりにも少なく感じ、
進次郎くんが普段どのような人で、どのような趣味を持ち、
日頃どの様な生活をしているのかさっぱりわかりませんでした。

のせいで、主人公進次郎くんに感情移入出来ないばかりか、
主人公にスーパーマン並の怪力を持ち合わせているという設定はあるものの
異星人に対してパワードスーツを着た進次郎くんはアクションスター
さながらの格闘を見せつけ異星人とのタイマンで優勢に立つという状況に
読んでる私はすご~~~~~~~~~~~~~~~~~く違和感を感じたのです。

やいやいやいやいや、怪力馬鹿力と戦闘センスはまた別物でしょうが!
主人公が何らかの習い事で殺陣(たて)とか柔道を習っていたとか、
スパイダーマンみたいに超人能力を人助けに使うためお手製の服を着て
街のヒーローをやってましたとか、喧嘩っ早くて喧嘩ばかりやってましたとか、
なんでも良いから戦闘経験を積んでいるという設定が欲しかった。
そこが欠けているお陰で、説得力が全く微塵も感じられず。
私は置いてきぼり感が半端じゃありませんでした。

にも色々書きたいけどネタバレになるので一番気になった部分を書きました。
題材は大好きなのでお話部分を頑張って練って欲しいですね。



れと、話が変わって、ウルトラマンと巨神兵のインスピレーションから産まれたエヴァ。
その生みの親と言ったら庵野秀明さんですが、
8月に行ってきた東京現代美術館の特撮博物館のメインキャラクター?
巨神兵のフィギュアが今日届きました!!!待ってたよ!!!待ってましたよ巨神兵!!!

ドドドドドドドドドドド

あぁ、あの8分間の巨神兵の映像を思い出しちゃう。あれは神がかってた。あれぞプロの仕事だわ。


翼を広げた形態や、翼を閉じた形態など変更可能。


ん~~カッコイイ!

特撮博物館に行って良かったわ。ホント。
まだ行っていないかたは是非足を運んで欲しいですね。
日本の特撮技術を十二分に堪能できますよ。はい。