レッド・デッド・リデンプションのレビュー
RED DEAD REDEMPTION「レッドデッドリデンプション」

このレッドデッドリデンプションは、グランドセフトオートでおなじみ
ロックスターゲームズ社から発売された箱庭西部劇ゲームです。
率直にこのタイトル興味がありませんでした(笑)
知ってはいたのですがスルーする予定だった、
PS3のフレンドが購入するという事から丁度遊ぶゲームもGEB体験版とか
トリックロジックに煉獄弐などのPSPソフトばかりだったので
購入を決めたのです。
主人公はガチ西部劇のアゴヒゲにテンガロンハットの似合うオッサン。
色々訳ありで過去の不始末を処理するために利用され戦っているご様子。
このゲーム箱庭(オープンワールド)を売りにしていますが、
良くも悪くもGTAの派生ゲームだということ。
GTAと違い善意的なキャラクターでゲームが進行するのですが、
悪行に働く事も可能ですけど、プレイヤーに懸賞金が課せられて
日常的に攻撃されたりとか、お店の商品価格が高くなったりとか、
色々不利益な事ばかり発生しますしそれくらいです。
サブクエストで自分の考えで始末をどうするか決められる
クエストもありますが、ガチガチに悪い事をするサブクエストが
無いようです。
(悪行プレイしていないので確認していません)
メインクエストで悪意、善意で分かれるシステムは無く、
マルチエンディングは用意されていません。
といっても、ストーリーはちゃんと作りこまれているので、
10点満点中8点といったところだと思います。
結末を操作できたらもっと評価が高かったかなと個人的に感じるところ。
このゲームの一番の特徴はロードの少なさと物理演算にあると
個人的に観ています。
ゲーム進行をスキップしてロードするのを省けは殆どロードなしで
建物の中やイベントに入る事も出来るのでストレス無く非常に快適です。
どこかのデ〇ドラ〇ジ〇グとかモンスタ〇ハンタ〇のような
ロード地獄は正直古いと思いますね。
ロードが無いといってもキッチリ建物の外装から内装まで食器や瓶に
家具などの作りこみもシッカリ作りこまれていますし手を抜いていません。
舞台が荒野だったのでそこに注力出来たのだと思います。
他のソフトではフィールドの殆どが
荒野にも係わらずテキトーなゲームも多いですからねぇ。
ロックスターゲームズ独自の物理演算にも目を見張りました。
衣類のコートなどのヒラヒラ部分や布が風や物理的な衝撃で
ゆらゆら揺れる様が本物ぽくて敵が死ぬときに倒れ込む様も、
多様性とリアルティーを表現でき、
Havok Physicsという物理エンジンソフトウェアより一段上の
レベルだと私は感じられました。
銃撃戦の操作感について話しますと、
初心者にも安心な敵へ照準を合わせてくれる機能から
上級者仕様に変更できる所は親切で良いと思います。
少々カバーアクションはイマイチな所もあり、
カバーする場所が狭すぎて攻撃が当たりまくりだったり、
頭をだして撃つにも体を壁際に寄らなければならず、
敵から丸見えの状態になり易い所は減点ですね。
敵の攻撃した部位によって戦闘力を低下させたり
即死させる事が可能なのは評価が高いと感じます。
銃を狙って武装解除させることも可能ですし、
足を撃って動きを鈍らせたり動けなくさせたりと多様です。
ただ、その敵を生かしたからといって
メインストーリーに大きく関わることはありません。
サブクエストや賞金首を生け捕りにすることぐらいしか使いません。
先ほどもストーリーについて触れましたが、
生かすか殺すかなど選択肢の出来る戦闘システムなのですから
メインストーリーにもそのシステムを反映させて欲しかったと感じます。
マルチプレイについて購入を促したフレンドと6人ぐらいで
箱庭ステージを丸ごと最大8人で遊べる放浪モードで
6時間ほど遊びつくしましたよ。
正直・・・・ギャングの隠れ家少ない!!!!!
フィールドは無駄に広いわけですが、全くギャングの隠れ家すら
存在しない場所が多々あり非常にスッカスカです。
フィールドをぐるっと一周できるような配置でギャングの隠れ家などの
ミッションが存在していれば楽しめたのですが、
さすがに1時間ぐらいでステージを全て消化してしまう・・・・
やれる事がソロプレイと違って少ないので
また同じギャングの隠れ家を攻略するという始末。
動物も倒す事は可能ですが、その行為で経験値が多くもらえる訳でもなく
ただの気の合うひととお遊び程度。
マルチプレイでテーブルゲームや賞金首狩りなどが可能だったら
非常に面白かったのでしょうが、想像していたものと全く違っていたので
ガッカリなのは否めませんでした。
ダウンロードコンテンツでステージが増えるという話もあるようですが、
数ヶ月先までRDR遊び続けられるかなぁ・・・・(笑)
まとめ、ゲームのグラフィックが非常によく、
何でも出来そうなイメージをもって購入したら
間違いだったというガッカリ感があるゲームでした。
長所
・箱庭ゲームとしては最高峰のグラフィック
・独自の物理演算処理が非常にリアルティー
・ロードが殆どない。
・ストーリーは面白かった。
短所
・メインストーリーにはマルチエンディング要素はない
・マルチプレイの放浪モードで遊べるのは
ギャングの隠れ家へ突入するぐらい。
率直にズバッというと見た目は進化してるけど
骨の部分はGTAからなんら変わってない。
そういうゲームでした。
※誤った文章がありましたので修正しました。