25周年からのはじまり
演芸集団FEC25周年。
今年はこの25周年という節目を迎えるにあたり、自分がどう関われるのか、どう行動すればいいのかを春から考えていた。
ライブを離れて25周年イベントに全力を注ごうか。
勝手に25周年記念キャラバンを組もうか。
なんせ25年である。
おバカ集団といえどもこの年月は重い。思い。
結果的にライブは続けているしキャラバンはやっていない。
というか、『25周年記念お笑い劇場特別版』が近づくにつれて余裕がなくなってきた。これは毎年この時期の恒例行事。
そして、例年通りにテンパり、視界が狭くなり、タコス巻きと炭酸水という同じメニューの昼食を摂り続けて本番を迎えた。
「なんだ、いつもと同じだな。」
頭ではそう思いながらも、心が何か違う事を感じていた。
舞台がはじまると熱い鼻水が出てきた。出番の時はいいが、舞台袖で他の芸人のコントを見ていると心がバイブする。大先輩が22年振りに漫才をしている姿を見ると、まるで旗揚げ当初のこの集団の中にいるかのような錯覚に陥る。
いつもと同じでいつもと違っていた。
25周年は終わり、26年目の新しいFECがはじまった。
今いるメンバーが最強。そう思いながらもこれまでのメンバーの凄さも感じる。
さ、次は25周年祭。25年を祝うというよりも、新たなスタートのつもりでやります。
宜野湾海浜公園屋外劇場。4000人が入るそのステージは入場無料。
来てください。
よっちゃんさんは元気かな。