お笑い米軍基地11





はいさい、まーちゃんです


早いもので、お笑い米軍基地の新作公演から2週間が経とうとしてるけどさ

そういえば、毎年恒例の新作公演を振り返る
お笑い米軍基地・後記を書いてなかったなぁ~

なんて思ったけど


まぁ~、ここ数日色々なことがありまして・・・
そっちから書きたいけど
今ここにはまだ書けないっていう・・・


なので、しょうがないから「お笑い米軍基地・後記」を書きたいと思いまっす(笑)


これはなかなかないよ、『しょうがなく書く』パターン!(笑)




今年の新作公演も、各会場チケット完売満員御礼!
本当にありがとうございましたぁ!


そしてファンの皆さんからは、連日のように差し入れや応援のメッセージ

そして本番数週間前には、事務所前に街宣車!(笑)


まぁ、、これもわったーの“熱狂的なファン”ととらえているけどや(笑)


ありがたいね~っ



今度、あの車貸してくれないかなぁ~

マックでドライブスルーしたり、空港のタクシー乗り場で観光客を乗せ
ちゅら海水族館までドライブしたいよや

もちろん、その道中はマイクで
「国民の皆さん!お笑い米軍基地なんて、絶対に絶対に観ないで下さい!」

なんて“宣伝”してまわるからさ






今回の新作公演も色々な想いでコントや喜劇を創らせてもらったけどさ

一番の見どころは・・・

わんが一言もセリフを発しないことかな(笑)
それどころか、ほとんど出番もないしね



それが今までのお笑い米軍基地との一番の違いかやぁ

まぁ、わんがお笑い米軍基地のコントにでなくなったのは
去年の12月頃からだけどや



その理由もここに書きたいけど
まだ書けないので、ちゃんと書ける時期がきたら
このブログで書くからさ


あっ、大した理由じゃないけどや(笑)





なんてことを言っても、結局我慢しきれずに
最後の名護公演で大声を張り上げてコントに出たけどや

ベストセラー作家・ひゃくたナオキの役で(笑)



だってしょうがないさーね

名護公演の前日に、百田さんがあんな発言で“盛り上げてくれた”んだもん

もうこれは「ネタにしてくれ」って言ってるようなもんでしょっ



名護公演の前日、仕事から帰って夜中に独り作業部屋にこもり
どうやって百田さんをネタにしようか考えわけさ

そうして名護公演当日も、名護市民会館に入る前に
辺野古に寄り道してその道中でも色々考えたわけよ


お笑い米軍基地の新作公演の歴史上、
本番当日にまったく新しいネタをぶっこむのは初めて


まぁ、前日や二日前に「まったく新しいコントやるから」
なんて言ったことはあるけどや(笑)



ただ、わんは今回の新作公演でセリフを一言も発しないと決めていたわけよ



今回のネタを創ってる時、『まったく言葉が喋れない芸人』という役での出演も考えた
これが喜劇では重要な、またわんの中では新しいチャレンジでね


ずーっとそれでの出演を考えていたわけよ



でもその役もなくして、喜劇のストーリーも変更した







とにかくわんがセリフを発しない、ほとんど出演しない
というのが、わんの中で今回の新作公演のチャレンジだったわけよ




もちろん、わんみたいな三流芸人が出演しなくたって
うちのメンバーだけでもお笑い米軍基地は成立する

余裕で成立する




でも、今ここで初めて言うけど
メンバーにもこんな話をしたことはないけど


お笑い米軍基地に出ないという決断は
わんの中では相当でかいもので

自分の子供と縁を切るようなもので

わんの芸人人生を捨てるようなもので・・・

正直、わんの中ではあり得ない!














と、ずーっと思ってたわけさ、去年までは







でも、去年の12月のあのお笑い米軍基地・依頼公演の楽屋で
本番まであと40分となったあの楽屋で


わんの中で何かが変わった

いや、変わったというより、新たに気付いたわけよ




「お笑い米軍基地がわんの芸人としての生きざま
わんの分身、わんの芸そのもの、わんの存在、みたいに思って
バカみたいに暑苦しい芸人魂みたいなものを込めてきたつもりだけど・・・

わんの人生、生きざま、芸、なんてクソにもならないっ

しょーもない・・・そんなことより


その瞬間を“動け!”」









その“瞬間に従えば”、答えは簡単だったわけさ
それはわんがその舞台に出ないこと



そう思った時には
「しんご、アキラ、俺の出演する部分のセリフ今すぐ覚えて
俺、今日出ないから」


ってうちの後輩に言ってわけさ


二人はあたり前のように
「ええ~!!まじっすか?!」

って驚いてたけどや(笑)


そのリアクションも、その表情もふくめて
“その瞬間”わんが求めていたことかもしれないけどや(笑)


まぁ、二人には無理を聞いてくれて、本当に感謝してますっ







あれから半年後の新作公演
わんの答えは変わらず、自分が出ないことに揺るぎはなかったわけさ


誰がみても“その瞬間”に従えば、そうなっていたと思うけどさ








んで、最終日の名護









別の意味で“その瞬間”が訪れた!


今度はわんに「出ろ!」と言ってるわけよ
その“瞬間”がっ






自分の中でその感覚が面白くてからさ
お笑い米軍基地を創るきっかけになった
あの時と似ているわけよ


沖縄国際大学にヘリが墜落した2日後に
予定していたネタを急きょ変更し
沖縄の新聞を持って新宿の舞台に立った
あの瞬間に

東京で、四畳半で、何かをいつもつかもうとして

常に何かにわじわじ~して
わんの色んなものを舞台上で吐きだしたあの瞬間と




まったく同じ!




「沖縄の新聞をもって東京の客の前でほえろ!」

と言っていたあの頃の“瞬間”が


今度は

「沖縄の新聞をつぶせ!」
と言ったあのベストセラー作家をネタに


わんに「ほえろ!」



と言ってるわけさ












名護公演当日、わんは後輩に急きょハゲヅラを買ってきてもらった

そしてわんは自分のスーツ、
そしてメイクの参考にする為の百田さんの写真を用意して会場入りした



そして劇場に入る前に、音響と照明担当のスタッフに
「俺、今日、コント出るから」

と伝えた


そしてわんが“ひゃくたナオキ”になって急きょ出演するコント『子供電話相談室2015』
に出演してるいさおと、しんごを呼んでそれぞれの新しいセリフを伝えネタ合わせをした






もう、この時点で・・・
いや、その前日から、わんが百田さんのネタをやると決めた“瞬間”から
なんだかこの日のライブが一番よくなると確信していたわけよ


もちろん、最終公演だから芸人のモチベーション的にも楽になって
お祭り感覚になるのは毎度のことだから、
それだけでいい舞台になるとは思ってたけど




でも、今までの公演とは何かが違うっていうのを
前日からひしひしと感じ、当日のリハーサルの最後の瞬間まで
その“指す方へ”、わんは素直に動いていたと思う



その証拠に、最終日、喜劇のラストの演出をリハーサルで急きょ変えた

そして本番に向け、全員で何度もタイミングや動きを合わせた





那覇や沖縄市の公演に来て頂いた皆さんには申し訳ないけど、
名護公演の喜劇のエンディングは、皆さんに観て頂いたものとは違います(笑)




お陰で、最後の最後で、最高のエンディングになったと思うし
やっぱり「わんはまだまだだ」とも思ったしね(笑)



わんが急きょ出演したコントに話を戻すと

わんはあのベストセラー作家の格好をしながら
どうしようもない関西弁で舞台上でこう叫んでいた



「沖縄の2つの新聞社を潰すには、どないすればいいですかねぇー?」







旬なネタすぎて、そして
「こいつは何を始めるつもりだ?!」
という1000人を超すお客さんの戸惑いと笑いが
まさにあの瞬間と重なって思えた




わんが東京のライブハウスで沖縄の新聞をかかげ
「いぇー!お前ら聞けー!
アテネではオリンピックが開幕して聖火が燃え上がってるけど
沖縄では大学にヘリが墜落して燃え上がってるばーよ!」


東京のお客さんの間から
「こいつ、急に何を始めるつもりなの?!」
という戸惑いと笑いが起こった
まさにあのころと重なった気がした




あの頃東京でわんは沖縄の新聞をかかげ
「わじったら沖縄の基地を東京の●居に移設するからな!」
と吠え

そして今回は名護で
「沖縄の新聞を潰そうとおもってまんねん!」
と吠えた





それの“瞬間”が重なった時
わんは名護市民会館の大ホールでこう叫んでいた


「みなさ~ん!これがお笑い米軍基地ですよぉ~!」





ありがたいことに会場からは大きな拍手が起きた




でもその瞬間、わんはその拍手や笑い声とは違うとこにいたように思う






「わんのしょーもない生きざまをみろ!
わんのしょーもない人生をみろ!
わんのしょーもない熱をみろ!
わんのしょーもない芸をみろ!

そして、わんのしょーもない『声』を聞け!」








そう思っていた









これがしょーもないお笑い米軍基地やさ!









そう思っていた











その“瞬間”がわんの原点やさ

































何がよくて、何が悪いかはわからない






























でもその日の喜劇は本当に良かった





みんなが躍動し、







やなナイチャー役の“ばんす”が

酔っぱらいのおとー役の“みっちー”が

そしておばー役の“アキラ”が

おじー役の“まさき”が









この喜劇でわんが一番“伝えたい”ことを
この日初めて完全に演じきってくれたと思う





もちろん、他のメンバー全員

スタッフ含めてうちのメンバー全員が

役割を果たし、それぞれの個性でベストな舞台をやってくれたと思う






























エンディング




































もしかしたら、今までで初めてかもしれないけど

お客さんにつられて、わんはうちのメンバー全員に拍手をしていたわけよ







自然と自分から拍手が出た























今回の舞台、それが全てだと思った

それが最終公演で出せて・・・いや、最終公演でギリギリ間にあって(笑)
本当に良かったと思う






















こういう舞台は、なかなかDVDやら、映像やらには残らない
でもその“瞬間”その場にいた人の記憶には残る

もしDVDや動画に残っていて、それを後日観れることができても

さほど興奮はしないと思う

だから、お客さんはわざわざお金を払って観に来てくれると思う










これが生の舞台

これがライブ

これがお笑い米軍基地ですよぉー!(笑)

















さて、たぶん・・・





わんが今回書きたかったのは・・・








これだけ!(笑)












お笑い米軍基地・新作公演、今年もありがとう!