はいさい、まーちゃんです
前回のブログで
「時間ができたら旗揚げ２０周年のことを書く！」
と言いましたが・・・
時間ができましたっ（笑）
台風のおかげで（笑）
今日も朝から豊見城高校の
『お笑い米軍基地・学校公演』があるはずだったけど
台風の影響で延期になりましたっ
そして昨日は那覇高校の学校公演だったわけよ
那覇高のみんな、観てくれてありがとうねぇ～！
先日の首里高校といい、昨日の那覇高校といい
わったーメンバーは旗揚げ公演＆その他の仕事や撮影で
みんなヘトヘトの中、学校公演が行われたんだけど
でーじ盛り上がって楽しんでくれて
こっちが逆にパワーをもらいましたっ
本当、ありがとうね～！
さて、今日は朝から夕方までのスケジュールが
急きょ無くなったので
「よっしゃー！DVDとか借りてきたり
昼飯に美味しいもの食べに行ったり
でーじ楽しんでやるじぇー！」
と昨日の夜の時点では考えていたんだけど・・・
結局、今現在午後２時前の時点で
別仕事の作業を家でしているだけやさっ
こんなのじゃ、意味なーい！
よーし、こうなったら
あとわずかな時間を利用して
映画でも観に行ってやろうやっさぁ～
なんてことも考えたけど
それはそれで時間が無いから・・・
ブログを書きますっ！
ってことで旗揚げ２０周年公演。
企画の段階で２０周年だから色んなことをやろう！
って話にはなったんだけど
わんの中ですんなり「いいなぁ」と思ったのが
“映画祭”だったわけさ
しかもどっかの吉○興業がやってる
沖縄国際映画祭にひっかけて
『沖縄国際通り映画祭』！
これは最高だよ
“わったーらしく”皮肉的な部分もあるし
だいたい“何をやるかわからない”しや（笑）
でもこの企画の根底には
「２０周年をただの集大成にしたくない」
っていうわんの気持ちがあってからさ
２０周年といえどもいつものわったーらしく、
どこか“チャレンジしてる部分”を出したかったわけよ
だから“映画祭”
映像がなんとなくベースにあって
そこで普段やってる舞台上での表現を
どう融合させるかを全体として考えたわけさ
とは言え、２０周年の記念舞台だし
あまりにも“突飛”な演出は
ただの自己満足に終わるからや
だから、中身をつくっていく前から
エンディングは『ＦＥＣ２０周年・思い出のアルバム』
を上映しようと決めていたわけさ
というよりも、
この『思い出のアルバム』を観てもらうためだけに
この舞台の中身をつくって演出しようと考えたわけよ
要するにすべては
この『思い出のアルバム』＝『ＦＥＣが歩んできた２０年』
を観せるための“前フリ”（笑）
当日も漫才やらコントやら映像ネタやら
色々やったけど
あれは全てはこの最後の“作品”への
「前フリとして存在する舞台にしようやっさ」と考えたわけさ
もちろん、そのアイデアを思いついた時点で
最後の“作品”がどんな形になるのか
わんにはまったく見えていなかったけど・・・
それから数日、舞台の中身に関して
色々決まってきたわけさ
例えば『シネマショートコント』だったり
映像ネタの『ＦＥＣシネマ情報』だったり
芸人がショートムービーを制作する
『ワンミニッツ・ショートフィルム』だったり
そしていさおには、宮崎いさおになってもらって
「ぎぼっくす」をつかって“実写版トトロ”を撮ってもらったりね（笑）
これだけでも充分だから
最後の“思い出のアルバム”は
ＦＥＣの昔の写真を
テキトーに紹介するだけで良かったかもしれないけどさ
だけど、そんなことじゃぜんぜんダメでね
わんの中でそれが許せないというか・・・
その一番のポイントというか、
原因はやっぱり「ファニーズ」であり
達樹さんであるわけさ
正直、今まではこんなところで達樹さんの名前を出すのも
申し訳ないと思っている自分がいてからさ
ＦＥＣの歴史をお客さんに観てもらう時、
達樹さんとファニーズは絶対的に欠かせない存在だし
わんからしたらテキトーな演出で舞台に登場させてはいけない存在だと思ってるわけさ
まっ、その前にうちのメンバーのほとんどが
達樹さんのことを知らない世代になってしまったしや
お客さんだってそう
お客さんは“過去のＦＥＣ”を観てるわけじゃなく
今のＦＥＣを観に来てる
そして、今その“瞬間”に楽しいことを
体感しに劇場に集まっている
だから、いくらともじさんやよっちゃんさん
そしてわんが達樹さんのことを想っていても
そんなのは関係ないし、知ったこっちゃないしや
だからわんも今までは
その達樹さんの精神を体現し
“山城達樹イズム”を残されたわったーが
体現していけば、それを続けていけば
と思っていたわけさ
だから仲間の芸人には“山城達樹”という存在を伝えるけど
観てるお客さんにはわったーが舞台に立ち
その“精神を観てもらえれば”と思って
ずーっとやってきたわけさ
以前、わんが出した本にも書いたけど
その精神、山城達樹イズムがあったからこそ
お笑い米軍基地だって生まれたわけだしや
とにかく、わんの中で
達樹さんの存在がデカすぎて
映像にしろ写真にしろ
簡単に舞台に乗せるのが、でーじ嫌だったわけさ
もちろん、社長であり実の弟のともじさんも
そしてＦＥＣができる前の大学時代から
ずっと達樹さんと一緒だったよっちゃんさんも
そう思ってるかな？とわんは思ってるんだけど
でもその考えが少しだけ“ほぐれた”わけさ
そのきっかけは・・・
先月のＦライブ、そして定期公演で
ともじさんと、みなと（※達樹さんの子供）が
漫才をやったわけさ
「親戚」ってコンビ名で
まぁ、二人が漫才をやった経緯は
ライブ企画でのバツゲームだったりなんだったり
っていうのがあるかもしれないけど、
わんには２０周年を前に“必然”に思えてからさ
“流れがきてる”っていうか、
誰かにそうやって“動け”と言われてるような
そういう感じ
それからセルラースタジアムでは
ファニーズの歌に乗せ、
みなとにはニライカナイとして
コントをやってもらったり
っていう流れになった
まぁ、これも、みなとのほうから直接
「セルラースタジアムに出して下さいっ」
ってわんに連絡があったんだけど
だからやっぱり“流れ”はきていて
もうこのタイミングでしか
達樹さんのことは取り上げられないと思っていたわけさ
だけど、そこからがまた大変でね（笑）
どうすれば最大限に達樹さんという存在を
何も知らないお客さんに表現できるか？
でーじ悩んだわけよ
しに悩んだわけさ
悩んだ結果、気がついたわけさ
達樹さんを『表現』するんじゃなく
『舞台に立ってもらおう』って
そっちのほうが“伝わる”やし！
だからあの思い出のアルバムの中で
達樹さんに“しゃべってもらった”わけさ
わったーが大事にしてる言葉を
そのままあの舞台で“しゃべってもらった”わけよ
おかげで、達樹さんのわすが二言、三言のセリフで
あの舞台が見事に完結してしまったわけさ！
そして、あの二言、三言の言葉で
ＦＥＣの２０年を表現してしまったわけさ！
やっぱ凄いですっ
この言葉の凄さは
お客さんにしっかり届いていると確信しています
そして、達樹さんのことを知らない
うちのメンバーにもしっかりと届いていると
確信しています
舞台の一週間前に
みんなでお墓参りに行ったのも
やっぱり必然だったし
多分、達樹さんが僕らを呼んだんだと思います
実はその後、
わんの中ではもう一つ大きな出来事があったわけさ
最後の最後まで悩んでいたレッドカーペット
映画祭に欠かせないレッドカーペット、
実は最初はオープニングで
芸人達が歩いて登場する予定だったわけさ
映画祭をテーマにした舞台なら
それが演出として当たり前
でも、わんの中では
「なんかちがうやっさぁ」
って引っかかっていたわけよ
それが本番まで一週間を切ったところで
急に“開けた”！
「そうか！わったーじゃなくて
お客さんに歩いてもらえばいいんだ！」
そう、なにも芸人が偉そうに
レッドカーペットを歩く必要はないさ！
「だって一番偉いのはお客さんなんだからっ！」
どう考えても
こんなローカル三流芸人達のライブを
２０年間支えてくれた
お客さんのほうが一番えらいさぁ
だからエンディングで
お客さんにレッドカーペットを歩いてもらいましたっ
それもたぶん、達樹さんがその方向に向けてくれたのかなと
わんの中ではセルラースタジアムの感謝祭で
お客さんに対する感謝の気持ちは充分に
伝えられたと思っていたんだけど
でも、感謝に充分ってことはなくて、
やっぱり最後は「お客さんへの感謝でシメれよっ」
って言われた気がするわけさ
わったーにとっての２０周年は
「感謝」と「確認」だったかな
もちろんめでたいことだけど
わったーの原点を改めて確認して
また次の日から
この２０年間やってきたことを続けるっていう・・・
あとわんにとっての２０周年記念公演は・・・
あの人が亡くなってから
わんの念願だった「もう一度舞台に立ってもらう」
ってことが、実現した夜でしたっ
今後、あの人に舞台に立ってもらうことは
無いと思います
少なくとも、わんの創る（つくる）舞台では
無いと思います
あっ、でも、
もしＦＥＣが無くなることになって
最後の舞台をやるとしたら・・・
まっ、それは絶対にないから
やっぱ登場する機会は無いのかやぁ？（笑）
え？
なんでＦＥＣが無くならないって言い切れるかって？
それはあの人が
「まずはやること。そして続けること」
って言ってたからじゃないかやぁ～
※ガラケーでブログの文字をうち“続けたら”
いつの間にか２時間たってましたっ 親指つりそう！ 笑