小4で発達検査でグレーゾーン

って言われた息子(現在高3)

 

専門家も、

よくわからないZONEにいる息子の事を

私が気がつく訳もなく、

 

どうしてなんだ?

とモヤモヤしながらも、

 

発達障害の可能性を疑わなかった。

まだその頃は、

発達障害と言う言葉は一般的ではなかった。

 

もし、自閉症的な疑いがあるならば、

教育のプロ達がきっと

 

「お母さん、検査を受けて下さい」

 

と言って下さるものだと思っていた。

ところが、

それらは全部間違いだった。

 

いま思えばの話なのだけど。

 

先生とは、

教える事のプロであって

発達障害についてはプロじゃない。

 

気づいて下さるのは、ご自分が困ったときだけ……。

良いのか悪いのか、先生の困るような事はしない子だった。

 

子供が困っていても、

家庭が困っていても、

先生にとってはどこか他人事で、

 

「しつけは各ご家庭ですべき」と、

ごもっともなご意見の先生ばかりだった。

 

もっと、ゴネれば良かった…。

私のモヤモヤを吐き出せばよかった。

いいお母さんだと思われたいなんて、

スケベ根性捨てれば良かった…。

 

「大丈夫ですよ」

「お母さんの気のしすぎですよ」

「私には問題行動に見えませんが…」

いつもそんな風に言われた。

 

そんな言葉の数々を、あっさり信じてしまった。

もし、私のように信じているお母さんがもしいたら、

私達親子みたいに苦しむ前に絶対に考えて欲しい。

 

一番近くにいて、感じているモヤモヤは

結局正しい事が多いのです。

 

実際に17歳で自閉症スペクトラムと言われても、

打つ手が殆ど無い現実。

 

療育は一刻でも早い方がいい。

今この事が私の中で重く、重く、のし掛かっています。

 

子供の発達障害を容認するのはとても難しい、苦しい。

専門家に「大丈夫」

と言われれば安心するのも当然だし、

本来そうであるべきなのかもしれない。

 

でも、もしも子供が困り事があるなら、

発達障害でなくても、大丈夫!って!放置しないでください。

 

母親だけは色々調べて!

私達みたいにならないように。

 

18歳子供は児童福祉という枠から外れます。

相談出来る機関が圧倒的に少なくなります。

 

受けられるサポートもほとんど無く、

手帳収得すら本人の意思に任されます。

ウチの子は手帳は要らないと言い張っています。

 

自分がどうしたらいいのかも分からず、

社会に出て行かなくてはいけない息子、

 

18歳になると、

軌道修正が本当に困難だと言う現実に、

いつも息子に心で詫びています。

 

ごめんね。

お母さん知らなくて、

自分が安心したくて、

専門家の言葉を鵜呑みにしてしまった。

謝っても謝り切れない。

 

一緒に歩いて行こう。

お母さんも一緒に頑張るからさ、

 

としか今は言えずにいます。