この仕事を23年やっていると
大勢のお母さんとの交流があり、
はらはらすることもしばしば。
実は
「お子さんが危険な状態なので、
教室、やめてもらっていいですか?」
と言った事が数回あります。
教育熱心なのは 良いのですが、
全部自分で子供の学習の計画を立ててしまい
毎日 習いもの、
家庭学習でも
計算問題などは、
ストップウォッチを使って 時間を計り記録
「英検は~までに 3級をとりなさい。」
とにかく、
命令すること
「~しなさい」という言葉が多い。
もちろんお子さんは、優秀な子でしたよ。
礼儀正しいし。。。
おとなしく、反抗もせず
ところが。。
その結果 どうなったとおもいますか?
お子さんの様子がおかしくなり始めたのです。
目がうつろになり、
挨拶もしなくなってきました。
「これはだいぶ、精神的に参っている。」と
誰がみても わかりました。

私は お母さんに
「こんなことを言うのは失礼かもしれませんが、
習い事 しばらく全て辞めたほうがいいですよ。
お子さんが危険な状態だと思います。」
と伝えました。
そんなこと言う塾や英会話の先生って
あまりいないかもしれませんが、
ひとりの子供の人生にかかっている問題です。
結局、退会してもらい、
数年後に 偶然英検の受験会場でお会いしたら、
「あのとき、先生に辞めてほしいといってもらってよかったです。
こうして、息子も元気になりました。 ありがとうございます。」
と喜んでいらっしゃいました。
私立の中高一貫校に進学させたくて、
猛烈な勉強をさせていたとのことでしたが、
それを断念して、
息子さんに公立の中学に通学させて、
トップで卒業し、地域で評判の良い進学校に合格しました。

かなりの頻度で
いえ ほとんどの場合、
子供は自分の思い通りの人生は歩いてくれません。
それは自分が理想とするこどもの将来と
子供がしたいことや夢が一致していないこと
親は、子供は自分の所有物だと勘違いしていることなどがあるでしょう。
子供はひとりの人間であり、
自分とは切り離して考えなくていけません。
一人の人間として尊重してあげること。
そしてどんな選択をしても
応援してあげることができると
子供は子供らしい人生を歩んでくれることと思います。
子ども自身がやりたいことをみつけて
それが職業につながり、
社会に貢献できる人になれたらと
私は個人的にそう思っています。
ちょっと話がそれましたが、
熱心すぎるあまり、
子供に 「~しなさい!」が多くなり始めたら、
それは危険信号です。
いつでも 子供のことは最終的に子供が決定できるように
親は大らかな態度で接すると
子供の伸び率が高まります。