腐女子彼女。を観てきました | OG:LIFE

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アニメと写真のおはなし

松本若菜が主演。

福山潤、日野聡が出てる。

3つも動機があるなら観るに決まってる!!!
だから観てきましたよ。
特典欲しさに前売り鑑賞券まで買っちゃったんだから(笑)
特典欲しさに買うとか・・・・完全にグランロデオのシングルをアニメイトで買う動機と同じですよね・・・。ちなみに若菜ちゃんのポラも欲しくてほんとは二枚買いたかったとかいうのは秘密です(笑


観ている最中は、凄く笑いました。
耐えきれなくて!いろいろなものが!ね!(笑)
福山さんと日野さんの絡みにヨリコ様の妄想フィルターをかけたver.での二人の会話が死にそうでした。
ヨリコ様凄すぎです++


私は脳内にメモライズする能力がひどく悪いので、上映中の暗転の中、感覚のみでメモを取ってみました

アカデミー賞を受賞した『つみきのいえ』の加藤久仁夫さんがトップランナーで「しぐさに拘った」という話をしていたのですが、『腐女子彼女。』も仕草や間が大事にされていた映画だなと思いました。
台詞の一切ない『つみきのいえ』と違い『腐女子彼女。』には台詞は勿論あるわけなのですが。

一番気になったのは「時計の音」。
ヒナタ君の部屋でのシーンは静かなシーンでは時計の秒針が進む音が効果として使われている気がするんです。意図的なのか、そうじゃないかは判断しかねますが。
一人でいる時に響く秒針の音は不安や孤独さ、
二人でいる時の秒針の音は時に不穏な感じ(衝突している時の間)、終盤の寝ている時の秒針の音は安定した感じがしました。
穏やかな時には心音のような安心感がありますね。規則的だからでしょうか。

仕草、という点で見るならば唾の音、瞬き。
二人の会話の中での視線の動きが良かったです。
すれ違って行く過程でどんどん目が合わなくなっていくのが顕著でしたね。

一回二人の仲がうまくいっている時にヒナタ君の部屋のカットがいくつか出てきます。食器とか、ハブラシとか携帯のストラップとか。
それが、見送って帰ってきた直後、寂しく時計の針の音だけが響く部屋で一つになったハブラシとか、すっかり元通りになった本棚とかが対比で出てくるんですけど、すごく・・・抉られます。あの瞬間は究極に切なかったです。



あとは、まぁ、「働きマン」見た直後だっただけに、凄くヨリコさんを働きマン的な観点で見ましたね。
決断した時の彼女は凄くかっこよかったです。

公園デートの際のBGMと、お見送りしたあとに部屋に指輪が置いてあったことを知って涙するシーンのBGMとか、恐ろしく良くて泣きましたね。
BLCDにこれの10分の1でもそういった要素があれば・・・。
BLCDはBGMがいいやつはほんとに良いですが、時にBGMで一気に醒める時があるので・・・。世界観の構築に音も大事な要素です。


実話なだけに非常に羨ましい話です。あんな台詞を吐く男子が世の中にいることが驚きです。
私はぶっちゃけたことが直接の原因じゃありませんけど失敗に終わってます(笑)
でもヒナタ君が言ってるよ。
「頑張った子への神様からのプレゼント」
私はヨリコさんの10分の1も頑張っちゃいないから贅沢は言えない・・・(苦笑)