●私が好きな80年代の少年漫画。少女漫画。宝塚。こういうもんを全部総動員できる、といえばそうなのだろうか~・・うーん。。悩みどころ
某所で昨日書いた文章がblog向きだったのでblogに移し変え・・手抜きともいいます
某所の美少年をテーマにした講義を聴講しに行ってきました。うちの大学から1時間弱、自宅からも1時間くらいかな。そんなところだったので帰りの便も困らないわけでそんなものを堂々とやってくれる機会は数少ないな!と思ってがっつり気合いいれて聞いてきました。1時間で三人が持ち時間20分でそれぞれの美少年論を語るというどう考えても無理のある構成だったため、無論それぞれ時間が足りるはずもなく、時間は伸びる伸びる(寧ろ伸びて調度いいくらいなので誰も不満がらず)。想像してたのは魔夜峰央や竹宮恵子とかのあのテのものをメインに語っていくのかと思ってましたが、そんな通説に触れてるものはレジュメで省略されました。立派・・!文学作品とか哲学的な話をされた一人目の先生のが一番アタマ使いました。一番真剣にメモしました。後々調べられるように・・(笑)シンポジウムの仕掛け人である三人目の先生の話は私が今までレポートで調べてきたことがリンクしてたので聞いててラクでした。一人だけ女性だったのですが、その方の話もとても面白かったです。でも流石に一人20分でケリをつけるのはムリがありますよ。是非続編、改定拡大版で外部でリベンジしてください~!!
話の中で「少年に女装させる」という点でちょっと論争がありましたが私はあれはあの時代の男性における異質さ特殊さが女性の服装以外になかったんじゃないかと思って、別に時代が時代ならなんか別の格好だったんじゃないかとも思いました。どうなんでしょうシェイクスピアの劇では少年に「男装の少女役」という二重の性をかぶせるというのがあったらしいです。これはまだ女性は家庭に的な価値観が蔓延ってる時代で基本的に女人禁制ですから変わったことじゃないと思いますが、この女性役を務める少年は徒弟という社会的立場が女性=弱者のポジションと類似している点で外(男性社会)の中の女性という位置づけになっていたそうなんです。イギリスでは確か幼年までは男女の区別なく男もスカートを穿かせ女装させた・・・というような風習があった気がしました。確かこれは病気とかを避けるための一種の魔除け的な意味で女装させてた(はず)。階級意識の高いイギリスにおける衣装の役割というのは地位を示すことが一番にあると思いますが、服を纏うことがあたりまえの社会では衣服が性別の判断基準になると。ファンタジー関連で動物物語に関する書籍の中で、動物が衣服を纏うことで会話する相手と対等の地位を一時的に与えている、みたいなことが書いてありました。
関係ないですが去年ジェンダー論の講義でカストラートの話をちょろっと聞いて非常に興味深かったことを思い出しました。去勢することで永久的な男性ソプラノを作る、っていうのと、パタリロに出てきた少年聖歌隊の男の子達(無論全員美少年)に憧れたエトランジュの召使が男装して聖歌隊に入ったが、最終的にその中で特に思いを寄せていた少年が変声期に入り聖歌隊を辞めてしまうという話も思い出しまして、ありがちな悲恋物語みたいなのを脳内で妄想・・なんてことが(笑)パタリロとトーマの効果は絶大。ビョルン・アンドレセンの話は質疑応答の時間に『ベニスに死す』の役名でのみ一瞬だけ話題にのぼりました。ここまでつつく時間がなかったのか、あるいは重要ではないのか・・どっちなんだ
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