牛×鳶 R18
選ぶがいい。苦痛を伴う服従か、羞恥を伴う服従か---。
月も星もない漆黒の夜。空を斬るための鋭利な翼を震わせて、息を漏らした。力なく横たわり、気高き光を宿す蒼い瞳を涙で潤ませて、己の運命を呪うかのように唇を噛み締める。見上げる先にいるのは、譲れないモノを賭けて幾度も刃を交えた相手。
「兄ちゃん…。」
「助けはない。所詮、貴様は一人では何も出来ぬ若造だ。」
意識とは裏腹に動かぬ体。睨みつけることしか出来ない自分の無力さに、涙が頬を伝う。
「さぁ、選べ。セイバーカイト。」
「…---。」
--ごめんね、ラクリマ…---
耳を覆いたくなるような音が、静寂を破るように響き渡る。
あれほど頑なに閉じていた受容器の口も今ではすっかり緩み、差し込まれた玩具を呑み込んでいた。
鮮やかなオレンジの機体に咲く、どちらのものかもはやわからなくなったオイルの花。
「ん、んぐぅ…。」
与えられた快感を必死にむしゃぶり、口の端からだらしなくリキッドを垂らす。思考が停止し、何も考えられない。ただ甘く痺れる快楽に溺れるしかない。
サングェのモノから勢いよく吐き出される欲。何回目か数えるのも忘れたが、いまだに慣れぬ味にむせた。
晒された性コネクターに装着された拘束具のようなものに強い電流が流れる。
「ひぁやああぁあっ!!」
体を仰け反らせ、翼を震わせる。拘束具のせいで欲を吐き出せないのに、刺激は容赦なく襲いかかる。熱は溜まる一方で、めまいすら感じた。
「はぁ…はぁ…。」
自由を奪われた鳥は、ただ鳴くしかない。弄ばれてさえずるしか出来ないのだ。
「もうバテたのか?この選択をしたのは貴様だぞ?」
サングェの唇が残虐な笑みを表現した。今度はすっかりほぐれた蕾に、モノが入れられる。
「ひぅあぁあっ!!やめてぇえっ!!」
玩具とは違う重量感。奥を突かれる度に、喘ぎ悶える。
「あぐぅあぁあああっ!!!」
中に吐き出される大量のオイル。フェードアウトする意識の中で、カイトは涙を流した---。
選べないのなら。苦痛を伴う服従を…僕は選ぼう。
終
ぬるいな!
パッシオサングェさんとカイトのいけない関係(?)
決して屈しないカイトって犯したくなる子よね!←
いつもエロ妄想の被害者はフェアだったので、今回はカイトにしてみました。
頑張れカイト!