エジプトからようこそ | 原口紘一のブログ

原口紘一のブログ

舞浜の鼠より地行浜の鷹が好き

『アントニーとクレオパトラ』の初日が終わりました。

さて、もう二度やることはないのではないか、というエジプト人の役。この役、2幕5場の使者といいまして、ペーターによると『アントニーとクレオパトラ』で一番有名な場面らしい。肚で芝居しつつ、コメディの要素があるので、自分が勤めている役で一番難しい役です。

僕は衣装さんに恵まれています。この写真の服、実はコーデュロイのズボンなのです。こういった古着が沢山衣装になっている。

この芝居、使者がかつてないほど出る芝居です。

各役のモノローグや心情というよりも、使者というニュースが飛び交う芝居。

「私」という個人がどう感じても、ミクロでしかない。使者達が伝える外的な要因が多い、珍しい芝居。

{E21C3019-D2C5-4B58-BE3A-49254266AA4A}

{AA75994A-A1C4-4E73-8820-232E1A7F803D}