これまでにも親の介護をしている人たちから色んな話を聞く機会があったけど、有難いことに今回を機に更に周りの人からリアルな話を聞く機会が増えた。
老いかたや病気にも色んなケースがあり、周りにはたくさんの情報があった。
経験者が周りにいっぱいいるからだ。
私の両親も祖父母で経験済みだ。
みんな 聞けば惜しみなく色んなことを教えてくれる。
だから私も自分が経験したことや感じたことを、こんな風に文字にして残しておこうと思う。
いつか誰かの役に立つこともあるかもしれないもんね😊
昨日は地域包括支援センターの方が自宅に来てくれて、父と母それぞれの話から今の状況を聞き取ってくれた。
まずは母の話を聞こうとした相談員さんが、母に質問を投げかけると、母が答える前に父が自分のことを話し始めるという…😂😂😂
変な空気と苦笑いからのスタートだった。
いつからどんな病気があって
どこの病院に通っていて
今どんな状態で
何に困っていて
それが解消できそうな方法はどんなものがあるか等々…
どんなサービスがあって
どんな利用の仕方があるかを
色々教えてもらった。
玄関の段差で躓いたり転んだりする父の話から、介護認定されると補助が出るから外に手すりを設置してみたらどうか?とか
体力を落とさないために散歩に行きたい父と、転んで帰ってくるから安全な方法を探したい私の話から、介護認定の程度によって週に数回、体を動かせるようなデイサービスを利用してはどうか?とか
包丁が使いづらく調理が難しい母の話から、期間を短くしたり曜日を限定して宅配のお弁当を利用してみたらどうか?とか
時々トイレに間に合わなくなってきた父のこともこっそり話して😅部屋の中の動線を考えた家具の配置が分からないと話すと、壁の汚れや家具の配置を見てくれて「壁のここによく手を付いて歩いてると思うのと、家具の端に手を置いて移動したりしてるので、逆に物を片付け過ぎてしまうと危ないこともあるんですよ。床に物を置かない程度で大丈夫だと思います。後はカーペットからフローリングに変わる場所で滑ったり、マットの段差などで躓いたりするので、気をつけるとしたらそういう所なんですよ。」
と教えてもらったりもした。
狭い所を通らなくて良いように家具を大掛かりに減らさないといけないと思っていた私には目から鱗の話だった。
レンタルできるベッドやポータブルトイレなどのパンフレットもいただいて、中を見てその充実さに驚いたりもした。
大きな病気がなくても
介護認定を受ける前でも
連絡をすれば相談に乗ってもらえるので
日々の生活の中で困る事があれば
早めに相談してみるのもいいと思う。
電話を1本入れるだけで
物事は進んでいく。
ただね、ひとつ思うことがある。
困っていても頑張ればどうにかできちゃうことがほとんどなんだよね。
だから誰かの手を借りるって発想になかなか至らない。
自分じゃどうしようもない事は
案外すんなりお願いできたりする。
だけど、
ちょっと頑張れば、
少し無理すれば、
人様を煩わせるくらいなら…
自分でなんとかなっちゃうことは
やらないといけないってみんな思っちゃうよね~。
母は特にそういう人で、退院して早々に全部自分でやろうとしちゃう(笑)
「髪の毛は洗いにくいだろうからお風呂手伝うよ」と言っても「左手でこうやれば自分でなんとかなるから大丈夫だよ」と言う。
うまく包丁を握れないのに、私が帰った後でリンゴ剥いたりする😅
「ちょっと厚くなっちゃったけどなんとか剥けたよ」と言って笑ってる。
「爪切ろうか?」と聞けば
「もう切ったよ」と言われるw
「スゴすぎる~😂どうやったの?」と聞くと「何とかなったから大丈夫だよ」と返ってくる。
だけど車の運転はさすがにできないと思っているようで、買い物リストを左手で書いて「字が汚くて読めないかもしれないけど、これお願い」って持たせてくれたりする。
やれることは自分でやってもらった方がリハビリになっていいんだろうと思うけど、母は人に甘えることが本当に苦手なんだなぁ~と感じる😅
たぶん私にも気を使っているんだよね。
人に頼むことの方がストレスになる人もいるから、本人がしんどくなければいいなと思う。
介護認定の聞き取り調査は来週の予定なので、やればなんでもどうにかできちゃう母は支援は必要ないってことになりそう。
むしろ父の方が支援が必要だと認定される感じがする。
この先どうなるか今の私には全然分からないけど、地域包括支援センターと繋がれた事は私自身の安心にもなった。
毎日に感謝して穏やかに暮らしてもらうはずの両親は、すっかり通常運転に戻り結局毎日 口喧嘩してるけど(笑)
これが元気な証拠だ!と思って見守ろうと思います(…が、時々おまえらいい加減にしろ!って思ってます)ww
無理すればできること
手を抜いても大丈夫なこと
楽できる方法があること
ここは頑張らないといけないこと
私自身もその見極めは難しい。
お互いが少しでも快適に暮らせる選択をしていけたらいいね。
はぴいち