あまりにも切なく、あまりにも哀しい。そんな映画作品に出会いました。
この世界の片隅に。
昨年公開から口コミでどんどんその評判が広がって、多くの人を感動の渦に巻き込んでいる作品です。
でもそんな時代でも幸せな日々の暮らしがあり、笑顔もある。その姿が丹念に描かれています。
でもその時間は不意に破られる現実。数センチ先に機銃の銃弾が撃ち込まれる。さっきまで笑顔でいた人がいなくなる。大好きだったことが奪われる。
丹念に描かれた幸せとの落差が大きすぎて、映画の中の話なのに、心の中で整理できない。そんな感じでした。
もちろん涙も出たのですが、それ以上に呆然として。
作品を鑑賞してから数時間経っていますが、心の中で様々なものが渦巻いています。
人の歴史が始まって以来、戦がない時代は存在しないと言っても過言ではないほど、世界中で戦争は起きています。
そしてそれは、戦地で戦うというだけでなく、普通の人の普通の幸せを奪っていく。
この作品はその現実を改めて私たちの前に突きつけています。
太平洋戦争では330万人が犠牲になったそうです。その中で戦闘に参加していなかった人の犠牲は110万人。
歴史の教科書には数字が書いてありますが、その全ての人に家族がいて、幸せな日々があり、たくさんの笑顔があったわけです。
その現実を改めて突きつけられた時、胸が締め付けられまさ。
この作品、今日も満員に近いくらいのお客様が入っていました。おそらくこれからも観る人は増えていくと思います。
本当にたくさんの人に見て欲しい。
そして今の自分たちの暮らしがあることの素晴らしさを再認識して欲しい。
そう思います。
最後にこの作品の予告編を貼っておきます。

