入院していた病院での転科、8階の病室への引越し。これにより私の転院は無くなりました。

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それでも病棟から外に出れない状況は変わりません。色々な方がお見舞いに来てくれますので、談話室にいる時間が長くなったくらいです。

このタイミングでリハビリがひとつ減りました。それまでは手、足、そして言葉のリハビリをしていました。しかし言葉のリハビリは問題ないだろうということで卒業になりました。

手のリハビリは文字を書く練習と右手による細かい作業の練習が中心。最初できなかったことが、少しずつできるよになってきました。

足のリハビリは柵に捕まらない歩行の練習時間が少しずつ増えています。歩くときに頼りにしている点滴棒の移動を任せ、ふらふらと歩きます。

少しずつその距離が増えていきました。

私の趣味の1つにサルサというラテン音楽でのダンスがあります。倒れたあとは、そのいちばんベージックなステップすらできなくなっていました。

そのためお見舞いに来てくれるラテン音楽を通じた友人とは、これからはボレロ、バラードのことなんですが、これをエロく踊るんだ、などど悔し紛れに言っていました。

足のリハビリの指導員の1日の方が、私がそんなことを言ってることを聞いたのか私のところにやってきました。

そして見せつけてくれます。ベージックなステップを。

その方は私の様にライブなどでちょこちょこと踊るのではなく、多くの人たちの前でパフォーマンスをする様な人でした。

その人が私に叱咤激励をくれたのです。

悔しい。

悔しい。

本当に悔しかったのです。

その思いが私の身体に奇跡を起こすのですが、それはもう少し先のこと。

8階に移って数日、部屋が移動になりました。それまではナースステーションに近い部屋だったのが、1番遠い部屋です。当然歩く距離が増えます。

それもまた私の身体に奇跡を起こす要因となりました。