こんにちは。FEADERです。
さて今回は、私が初めて手掛けたセミスクラッチ作品である「タイトーおとなプライズ魔改造コスモドラグーン」を紹介します。
クレーンゲームの景品であるタイトーおとなプライズ戦士の銃は、実は設定画準拠として最大公約数的に良くできたモデルだとは思います。…が。やはり私の、四半世紀に渡ってこじらせてきた矜持や、実銃原理主義者としての納得いかない部分に手を入れて、自分なりのコスモドラグーンを構築したい思いが強くなり、およそ2年を費やして遂に完成を見ることが出来ました!
これを作り上げることが出来たのは、私の背中を押してくれたmixiのCOSMODRAGOONコミュニティのメンバーのお陰!なのです。この場を借りて、改めて御礼を申し述べさせて頂きます。
因みに、魔改造と言う言葉には二つの意味が有ります。
一つは原型を留めない程の徹底的な改造。そしてもう一つは……?

うーん、手前味噌ながら美しいフォルムです。

グリップ回りは、6mm程度延長して、木グリもウォールナットの無垢材を削り出して新作しています。
ドクロレリーフはインパクト重視です。エポキシパテで自作したレリーフを業者に送り、ホワイトメタルで鋳造して頂きました。

コッキングボルト。
前回の記事でも紹介したペパクラのコスモドラグーン。あのコッキングボルトの影響を色濃く残しています。

メインフレーム回り。
①シリンダーの延長、②グリップ回りとメインフレームの角度を変更、③トリガーガードの削り込み、④シリンダー延長に伴うフレーム自体の延長、を行なっています。

バレルフレーム回り。
ここは、バレルブリッジ以外は全て新規に製作しています。形状出しの参考にはCAWの1851ネイビーを頼りました。
実はタイトーおとなプライズのシリンダー直径は1851ネイビーとほぼ同じです。実際にはメインフレームやリコイルシールドの厚みが異なる(ネイビーの方が厚みがある)ので完全とは言えませんが、このオラドラは「ほぼ1851ネイビー準拠」なのです。

バレル本体とローディングレバー。
見ての通りバレル本体はテーパードバレル。ここは本当にこだわった所です。
戦士の銃モデルの殆んど全ては、平行バレルなんですね。これだと視覚的に先太りのバレルに見えてしまうのです。またローディングレバーとも相性が良くありません。
ローディングレバーも基本形状は1851ネイビー準拠ですが、全長はこちらの方が短いです。

マズル回り。
この部分は独自にフラッシュハイダーと解釈して。零士スリットは開口しています。十字溝の掘り込みは私の好みです。
今回の作例ではとにかく実銃表現にこだわり、造形の「裏」の部分を実銃のディテールで補強することで、「アニメの銃」ではなく「今そこに在る実銃」としてのリアリティを打ち出しています。
また「重量」も重要なポイントです。メインの素材にABS樹脂を使う以上、軽くなってしまうのは仕方ない。なので、パーツ内部を密にして空洞を無くし、芯の部分や強度・耐久性を必要とする部分にはメタルを積極的に使用して、出来る限りの重さを確保。
結果、600g程度の重量を実現。手に取ったときにズシッと伝わる手応えを演出出来たと思います。

背景に関しては、余り突っ込まない方向でお願い致します…。



手に持ったときに、あちこちのパーツがグラついたり音を立てたり、脆さとか脆弱さを感じさせないよう、パーツの組み付け精度には特に注力しています。
銃を構え、思い切り振り回してポーズを決めたとしても全くビクともしません。驚いて頂けると思います。

残っているのは、トリガーガードとグリップ回り、メインフレーム、シリンダー、バレルブリッジ、フラッシュハイダーくらい。それ以外は全て新作です。
パーツ分割も、基本的に実銃準拠。コルトM1851ネイビーとほぼ同じパーツ構成で、同じ手順で、分解し、組み立てることが可能です。
…さて、最初にも言いましたね。
このモデルは魔改造。魔改造と言う言葉には二つの意味が有ると。
そしてその二つ目の意味するところとは…!
全集中常中にて、待て次回!…。


