いしがきは残った 十三 | 鉄分15ポイント増のブログ

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時は流れた

 

E男とB子の間の子、即ちH子、D子、I子、J子、L子はそれぞれ嫁ぎ、子をもうけた   初孫はD子の子、N男(鉄分)であった

 

E男はN男を溺愛した   それはL子がやきもち妬く程であった

 

B子によれば、E男はひょっこり病室に来て、D子の顔も見ずN男の顔だけ覗いてみては、機嫌良く帰ってきたという

 

B子は内心、面白くない    自分だけ抜け駆けして見てきて、それを自慢げに話してくるとはと

 

E男はいう   「この子は長男だから無理じゃろうのう・・・養子に欲しいがのう・・・この子が大学卒業するまでは生きていたいがのう・・・」

 

実際、A男もN男を養子に欲しかったという話も聞いた

 

A男は晩年、D子に向かってこういった   「もし家を建てるなら、うちの敷地のどこに建ててもかまわんぞ」と

 

N男6歳の時に母D子に手を引かれて、嫁ぎ先の関東を旅立ち(国鉄)、初めて四国の地を踏んだ、とその時はN男は思った

 

しかし、近年D子はN男に向かってこう言い放った   「Nちゃんはね、実は新幹線の試乗列車にのってるんだよ」

 

そうか・・・N男の鉄オタの出発点はそこだったのか

 

てっきりD子の実家E男の新宅(山をおり市内に出ていた)が出発点だったと思い込んでいたのだ

 

なぜならE男宅2階の窓から気動車やSLを通過するのが間近に見えたからであった