産経新聞に以下の記事が掲載されていました。


駒村康平・慶応大教授(社会政策論)の話「年金政策は長期にわたり安定させなければならず、政権交代の都度、変えるという訳にはいかない。改革にあたっては与野党がよく議論して合意する必要があり、超党派で協議できる場も必要になると思っている。最低保障年金に類似した仕組みは多くの国の年金改革で導入されているが、国民への情報はまだ不足している。民主党の改革案については誤解している人もいるので、民主党には政策の周知徹底が求められる。また消費税の増税に反対する声もあるが、国民全員が得をする年金改革はないと考えなければならない」


20歳を迎えた時私はまだ大学生だったので、年金は親が手続きをしていました。社会人になると、就職した会社の給料から年金は天引きされていたので、それ程年金を支払っている感じはありませんでした。しかし会社を退社して自分で年金を支払うようになって、初めて毎月こんなに支払っていたんだ・・・と言う事実を実感しました。それから年金について気になるようになった頃に、消えた年金問題が話題となりました。私もそれはずさんな年金の管理に頭にきたものです。私はどちらかと言うとお金の管理はしっかりしているほうだと思います。だから正直に言うと、年金と言う当てにならない制度に毎月お金を支払うよりも、自分で運営したいなと思うのです。そう思っている人って結構いるんじゃないでしょうか。今では老後の資金は30代から貯蓄を考えなければならないと聞いています。私もそう思いますし、子供の教育費を考えている今ですが、自分達の老後の資金も真剣に考え始めなければならないと思っています。民主党が政権をとって、消えた年金の問題に少しは光が見えてくるのでしょうか。「国民全員が得をする年金改革はない」、確かにそうなのかもしれませんが、まじめに支払ってきた人たちが損をしてしまうのは、どうしても納得いかないものですね。