以下毎日.jpの一部抜粋です


2国間の経済連携協定(EPA)に基づき、昨年初めて日本に派遣されたインドネシア人看護師候補者から、初の脱落者が出ていたことが分かった。青森県八戸市の病院で働いていたヌルル・フダさん(26)は、現地の気候が体に合わず9カ月で帰国を余儀なくされたが、「周囲の日本人はいつもやさしい言葉をかけてくれた。今も感謝している」と日本での生活を振り返っている。
インドネシアからは昨年、看護師・介護福祉士候補者の208人が日本に派遣された。2年目の今年は最初の4カ月をインドネシアで研修する形に変更され、現在350人の候補者が現地で研修を受けている。


日本の看護士、介護福祉士不足の対策として、インドネシアやフィリピンなどから看護士・介護福祉士候補者が派遣されてきたことは記憶に新しいところです。彼・彼女らが日本で研修を受けて、日本で働ける看護士・介護福祉士になり、日本の人員不足対策に繋がるとして期待されている施策だと思います。しかし、意外なところに落とし穴があったみたいですね。今回の問題は気候の問題です。インドネシアやフィリピンといえばご存知の通り暑い国ですよね。そんな環境で産まれてから育ってきた人たちにとって、青森での生活はとても困難だったことでしょう。実際に日本人でも北海道・東北地方の厳しい冬の寒さには耐えられないという人も多いのではないでしょうか。実際に私自身がそうです。いくら日本で頑張ろうと真剣に頑張っていても、体がついてこなくてはどうにもなりません。今回帰国したヌルル・フダさん個人の問題ではないような気がします。環境が変わって体調が思うようにならなければ、人の世話をする看護士・介護福祉士の仕事は勤まらないでしょう。彼女個人の問題として捉えるのではなく、こういった観点でも何らかの対策が必要なのかもしれませんね。