以下産経新聞一部抜粋です
損害保険料率算出機構が7日、自動車保険の保険料算定の基準となる「参考純率」を、平均で5.7%引き上げると発表。これを受け損保各社は来年、保険料を値上げする見通し。自動車保険は、売上高に相当する各社の保険料収入の約6割を占める主力商品で、値上げは業績底上げの追い風となることが期待される。
さえない株価の背景には、少子高齢化や若者の自動車離れによる国内自動車保険の“構造不況”がある。大手損保6社の09年4~6月の自動車保険保険料収入(速報値)の合計は、前年同期比1.4%減と不振が続いている。参考純率の引き上げ効果も、自動車保険市場全体の落ち込みの前では限定的と市場はみているようだ。
日本では少子高齢化が問題となっていますが、こんなところまでに影響が及んでいることに驚きました。確かに少子化が進めば車を運転する世代が減少する上に、今は若年層で車離れが進んでいるそうで、保険料の見込みも減少するでしょう。高齢化が進めば、保険会社としてみると、事故率の高い高齢者への支払いがかさむ上に、高齢者となり、車の運転をやめる人も増えれば、保険料の収入も減少するのでしょう。確かに、少子高齢化では、自動車保険会社にとってみると、危機的状況というのは理解出来ます。こんなところに影響を及ぼすことが驚きと共に、ちょっと面白いなと思いました。話は変わりますが、若年層ではビール離れも進んでいるとか。昔からビールがそれ程好きでなくても、乾杯の最初の1杯はビールでと言う感じでした。しかし、今の若年層では最初からカルーアミルクとか甘いカクテルのような、飲みやすいアルコールを好む人が増えているとか。こういった観点から考えても少子高齢化はビール業界にも影響を与えているのでしょうね。私達が思っている以上に少子高齢化が与える影響は大きいようですね。