以下韓国新聞の一部抜粋です。


【ソウル30日聯合】20~30代の会社員のほぼ半数が、老後のための準備をしていることがわかった。就業情報サイトのキャリアが30日に明らかにしたところによると、自社会員のうち20~30代の会社員1807人を対象に老後の準備に関するアンケート調査を行った結果、45.0%が「老後の準備をしている」と答えた。準備手段(複数回答)として挙げられたのは、貯蓄や預貯金が84.6%で最も多く、保険(62.2%)、株式やファンド(49.0%)、個人年金(36.8%)、国民年金(36.2%)、不動産(16.0%)、退職金(12.9%)などと続いた。月給に占める老後の準備投資の割合は平均24.4%だった。老後の準備をしていない回答者らは、その理由に「他のことにお金がかかる」(48・8%)、「まだ早いと思うので」(17・1%)、「何となく後回しにしていたら遅れた」(14.6%)、「どうやって準備していいかわからない」(9.4%)などを挙げている。このほか、老後の準備を始めるべき年齢は平均30.3歳と集計された。


韓国での調査ですが、面白い調査結果が出ました。20~30代の会社員の約半数が老後のための準備を始めていると言うのです。その手段としては貯金が最も多く、そして、給料のうち約25%を老後の準備にまわしていると言うことでした。この数値は、日本の現状から考えると本当に驚くべき数字ではないでしょうか。20~30代と言えば、既婚者であれば子供の教育費や住宅ローンにお金がかかったりと、老後のことを考えることができる年代ではないと思います。具体的な調査結果がここにあるわけではないですが、私自身の考えで行けば、老後の準備は、子供の教育費にある程度めどが付いてからなんて考えていたのですが、それでは遅すぎるのでしょうか?しかし、日本の現状、つまり子供の教育には多額のお金がかかる、住宅購入には30~35年にも及ぶローンを組まなければ難しいということを考えると、20~30代では、まだまだ老後のための資金を月給の25%も使えないと言うのが多くの日本の家庭の現状ではないでしょうか。老後の準備を始めるべき年齢は30.3歳と言うのにも驚きです。教育や住宅事情による日本と韓国の違いなのか、国民性の違いなのかわかりませんが、とても面白い調査結果だと思います。